米がウクライナに供与「自爆型ドローン」とは オート兵器は戦争を変える? 日本も検討

アメリカがウクライナに供与し、陸上自衛隊も導入を検討している「自爆型ドローン」。技術的には無人かつ自動で標的を攻撃することもでき、戦術を大きく変える可能性を秘めていますが、人間の倫理観とせめぎ合っている側面もあります。

一名「カミカゼ・ドローン」

 攻撃目標に突入して自爆することから、スイッチブレードのような無人機は一般メディアでは「自爆型ドローン」、または「徘徊型弾薬」と呼ばれています。日本人にとっては複雑なところですが、欧米などでは「カミカゼ・ドローン」と呼ばれることもあります。

 偵察用無人機が攻撃目標を発見した場合、その目標を破壊するには別の攻撃手段を必要とするため、その時間差で目標を取り逃がしてしまう可能性もあります。対して自爆型ドローンは目標の発見から攻撃までの時間が短く、破壊の可能性を高めることができます。

 また、自爆型ドローンには高性能のセンサーが搭載されており、鮮明な画像をオペレーターへ送信できることから、有人航空機による攻撃に比べて、誤爆の可能性を低減できる、とも考えられています。

 1機で偵察と攻撃の2つの任務に使用でき、また目標を破壊する可能性を高められ、誤爆の可能性も低減できる――。この性能から、アメリカ以外にもイスラエル、ポーランド、トルコ、ロシアなどでも同種の無人機が開発されており、採用国も増えています。ロシアでも「KUB-BLA」が開発されており、同機はウクライナ侵攻での使用が確認されています。

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爆薬を外せば偵察用無人機として何度も使用できる「スパイク・ファイアフライ」(竹内 修撮影)。

 スイッチブレードなどの自爆型ドローンは、目標を発見できなかった場合でも基本的に再使用はできません。しかし最近では、イスラエルのラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズが開発した「スパイク・ファイアフライ」のように、偵察任務の際には爆薬を外すことで、何度も使用できるタイプも登場しています。

【小さっ!】ロシア軍がウクライナ攻撃に使用している「自爆型ドローン」画像で見る

ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか

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