ついに敢行 首都高の上限「普通車1950円」に引上げ ETC専用化も 歴史的な日に

新設の「深夜割引」は

 4月1日からは新たに、首都高でもETC車の「深夜割引」が始まりました。

●深夜割引の導入/大口・多頻度割引の拡充

 適用時間帯は0時から4時、割引率は20%です。ただ、NEXCOの場合はこの時間内に走行、あるいは入口・出口を通過すれば適用されますが、首都高の場合は、この時間内に本線料金所含む「入口料金所を通過した場合のみ」の適用なので注意が必要です。つまり、23時59分に入口を通過した場合などは、適用になりません。

 このほか4月1日からは、運送・交通事業者向けの「大口・多頻度割引」における割引率も、最大35%から45%に拡充。これら割引により物流を支援するとされています。

●入口のETC専用化

 一部入口のETC専用化も一挙29か所で始まり、計35か所になりました。従来の有人の「一般」レーンは、誤進入したクルマの対応窓口として「サポート」レーンに変わりました。

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ETC専用になった入口には「サポート」レーンが整備された(乗りものニュース編集部撮影)。

 ETC専用化により、現金車は大きく迂回を強いられるケースも出てきています。現金車が利用できる入口を事前に確認しておくのがよさそうです。

※ ※ ※

 ちなみに、首都高速道路によると、上限料金の引き上げによる収入は、深夜割引の新設と大口・多頻度割引の拡充により、ほぼ相殺される計算だといいます。

【了】

【上限「5080円」の車種も】首都高の新たな料金 画像で見る

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コメント

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1件のコメント

  1. ・王子南(C2中央環状線)~保土ヶ谷バイパス(狩場IC付近)57.1km:1320円→1950円=530円増
    ・さいたま見沼(S2埼玉新都心線)~幸浦(湾岸線)87.3km:1320円→1950円=530円増

    630円増ですよ。