「西武」が要らない? 西武柳沢駅のナゾ 首都圏「なぜか社名付き駅」を探る
JRの駅などと区別するため、社名を冠した私鉄の駅は多くみられますが、なかには、類似の駅名が周辺にないケースも。なぜ社名がつくのでしょうか。
西武新宿、西武秩父、西武立川……西武柳沢はなぜ?
西武新宿線に西武柳沢(やぎさわ、東京都西東京市)という駅があります。田無のひとつ新宿寄り、各駅停車と準急しか停まらない比較的小さな駅です。
同駅南口からは吉祥寺駅や三鷹駅行きのバスが頻繁に発車するため、バスの行先として認識している中央線沿線の人も少なくないかもしれません。ただ、その行先表示やバス停名は「柳沢駅」で、“西武”はつきません。
地元でももっぱら「柳沢駅」とだけ呼ばれており、近くに住む30代女性からは、むしろ「なぜ西武がつくのか」という声も聴かれました。
私鉄の駅がJRの駅などと区別するため、社名を冠しているケースは多々あり、西武線でも西武新宿、西武秩父、西武立川などが挙げられます。しかし西武柳沢については、周辺はおろか関東を見渡しても、区別すべき駅などありません。
なぜ西武がつくのか、結論から言うと、昔は同名駅があったからでした。
西武柳沢駅は1927(昭和2)年の開業当時から西武がつきました。この2年前、現在の長野県中野市に河東鉄道の柳沢(やなぎさわ)駅が開業していたためです。この路線はのちの長野電鉄河東線(木島線)で、すでに廃止されています。なお西武柳沢駅のあと、青森県にも十和田観光電鉄の柳沢(やなぎさわ)駅ができましたが、こちらも現在はありません。
ちなみに、当時の西武新宿線は、現在の西武鉄道とは経営母体が異なる通称「旧西武鉄道」の路線でした。西武柳沢駅は、その後に誕生していく「西武〇〇」駅の元祖です。
関屋駅は、他に奈良県に近鉄大阪線の駅もあります。
南武鉄道の廃駅、南武是政は何だったんでしょうね。今となってはわからないかもしれませんが気になりますね。
多摩モノレールが開業したとき、多摩センター駅は、京王は「京王多摩センター」、小田急は「小田急多摩センター」になった。ホームが隣り合っているので、京王と小田急は「多摩センター」にして、多摩モノレールの多摩センター駅を「モノレール多摩センター」にした方がよかった。同じように、ホームが隣り合っているが、永山駅は「京王永山」、「小田急永山」になっている。京王や小田急以外で永山駅はあるのだろうか。
永山は北海道に、長山は愛知県にありますよ。