JR越美北線で「戦国列車」運行へ 一乗谷の朝倉氏テーマに 博物館開業あわせ
特別ラッピング車の車内では劇も!?
戦国大名の栄華残す遺跡をめぐるツアー
福井県は、2022年度下旬に、JR越美北線でツアー列車「戦国列車」を走らせる計画で、催行者の募集を進めています。
これは、福井市内に2022年10月、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)」が開館するのにあわせたもの。福井県では、北陸新幹線の敦賀延伸にあわせ、越前地方を中心に勢力を誇っていた朝倉氏に関する歴史遺産を、観光資源として全国にアピールする取り組みを進めており、今回のツアー列車の運行もその一環となります。博物館は、越美北線の一乗谷駅付近に開館予定です。
ツアーは福井駅発着で、一乗谷駅で下車し博物館や復原された街並みを見学。ふたたび列車で越前大野駅へ向かい、城下町を見学。復路で福井駅に向かう、日帰りコースです。
業務内容の仕様書によると、ツアー列車「戦国列車」は、プレミアム版とノーマル版を設定。JR西日本金沢支社の車両を使用し、定期運行車両もしくはそれに増結する形で運行されます。現時点で想定されている、詳細は以下のとおり。
●戦国列車(プレミアム)
車両:定期運行車両に増結。戦国時代を想起させる特別ラッピング車両。
定員:39人を限度
運行日:2022年10月・11月、2023年3月のうち土休日4日
ツアー販売額:15000円をめど
車内イベント:福井駅~一乗谷駅では一乗谷朝倉氏遺跡をテーマにした、劇団員による劇を実施。一乗谷駅~越前大野駅では一乗谷朝倉氏等の戦国時代をテーマにした歴史解説を実施。復路では、時代衣装着用の販売員による車内販売を実施。
●戦国列車(ノーマル)
車両:定期運行車両を使用
定員:20人を限度
運行日:2022年10月・11月、2023年3月のうち土休日23日
ツアー販売額:2100円をめど
車内イベント:福井駅~一乗谷駅で県提供のARアプリを鑑賞
なお、これらは業務発注にあたり事前想定されたものであり、具体的な内容については、催行者と県、JRとの調整により今後詰められていきます。
【了】
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