日本の空を変える? 軽自動車の飛行機版「LSA」最年少世界一周の途次いよいよ来日へ

北海道女満別から太平洋横断へ

 女満別空港で離日する形のようですが、その後は千島列島に沿って飛行し、アリューシャン列島のアッツ島に向かいます。昨今の国際情勢を反映してか、シリアや中央アジアを経由しないルートが選定されています。

 アッツ島からはアラスカに向かい、北米大陸の西海岸を南下してメキシコを目指したのち、メキシコを横断して太平洋側からメキシコ湾側へ向かうとしています。

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イタリアで愛機に乗り込むマック・ラザフォード(画像:MackSolo)。

 メキシコ東部からは、北上してアメリカに再入国しテキサス、ニューヨークを経てカナダ東海岸を北上。そして、グリーンランド、アイスランドを経由して北大西洋を横断。そこからイギリス、ベルギー立ち寄ったのちブルガリアへ向かい、世界一周を達成する計画です。ブルガリア到着は6月20日ごろと発表されています。

 航空機による世界一周飛行として認定される条件として、飛行ルートの総延長が3万6770km以上であることが必須です。この距離は地球の北回帰線もしくは南回帰線で一周した距離に由来しています。 記録飛行とはいえ最短ルートが選定されない理由がここにあります。

【不測事態への対処も】訓練中のマック・ラザフォードほか

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