ヒトラーも激怒したレンドリース法が復活 どれ程の意味を持つ? 米のウクライナ支援で

アメリカにおいて、レンドリース法が復活する見込みです。WW2期に連合国を大いに支援した法で、当然、争いごとの一方の当事者へ相当の肩入れをすることになり、事態の推移において大きな転換点となりうるものです。

約75年ぶり復活のレンドリース法 その意義とは?

 レンドリース法は第2次世界大戦当初、ヨーロッパにおいてドイツと戦っていたイギリスなどを支援するべく、アメリカが武器や弾薬、工業製品や食料品などさまざまな物資を供給するために成立したものです。その後ほかのヨーロッパ諸国や当時のソ連、さらに中南米諸国や中国など、広く連合国への支援が行われるようになりました。この法律に基づく支援は、連合国が第2次世界大戦に勝利した背景のひとつと考えられています。

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1943年1月、レンドリース法で貸与された戦闘機「モホーク」(P-36「ホーク」)が離陸する前の、整備士の最終チェックを待つ英空軍パイロット(アメリカ議会図書館)。

 最初に触れたとおり、これまでにもアメリカはウクライナに対して大規模な軍事的支援を実施してきました。しかし、今回のウクライナに対するレンドリース法案では、そうした支援の際に障壁となっていたさまざまな手続きなどが不要となり、従来と比較してより迅速かつ柔軟な支援が可能となるのです。

 また、既存の法律に基づく武器貸与の枠組みでは、貸与した武器が破壊されるなどした場合に受け取り国(ウクライナ)がアメリカに対して金銭による返済を行う義務が課されていたり、あるいは武器の貸与期間が5年間に限定されていたりしていましたが、この法案は、これらの規定の適用を免除するというものです。

 法案は今後下院に送られ、そこでの可決後、さらに大統領による署名を経て正式な法律として成立します。

米→英→ソと渡り歩いた駆逐艦「カウエル」

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