東京メトロのホームに「謎のカラフル帯」の板 何を意味してる? ほぼ全駅で設置

東京メトロの駅のホームで、壁や柱に、謎の線が描かれた横長の標示板が設置されています。これは何を意味するのでしょうか。

何も文字は書かれていないが…

 東京メトロの駅のホームで、壁や柱に、謎の色帯が描かれた横長の標示板があるのに気付きます。

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東京メトロ東西線の駅にある謎の標示板(乗りものニュース編集部撮影)。

 この「謎の板」が見られるのは、列車の先頭部付近。横1mほどの線が、多くて3本ほど引かれています。それぞれ色は違います。これは一体何なのでしょうか。

 東京メトロによると、この板に描かれている色付きの線は「運転士用停止許容線」といい、列車の停止位置の許容範囲を明確化するために設置されているものだそうです。

 一般的に、停車位置の目安は、「停車位置目標」と呼ばれる小さな看板などが線路際に立てられていたり、屋根から吊り下げられたりしており、運転士はそれを「目安」にしていました。しかしホームドアが設置されると、「ホームドアと車両のドアがズレすぎると開扉できなくなる」という環境になったことから、停止位置の「許容範囲」を明確にすることとなったのです。

 記録に残るなかでは2004(平成16)年、丸ノ内線の中野坂上~方南町間が最初の設置事例。ちなみに、これは同時に、東京メトロ設立後はじめての可動式ホーム柵の設置事例でもありました。「運転士用停止許容線」は現在、一部の駅をのぞき、全路線で設置済みです。

 では「許容線」が色分けして何本もあるのはなぜでしょうか。東京メトロでは多くの路線で、他の鉄道会社と相互直通運転を行っており、さまざまな鉄道車両が駅に乗り入れてきます。そのためドアの位置が車両ごとに異なります。それぞれに応じた「停止許容範囲」を色分けして示したのが、上の写真にある「ズレた複数色の線」なのです。

 ちなみに、有楽町線・副都心線の場合では、色分けは具体的に、

・青色:東武9000系、東武50070型、西武6000系

・赤色:メトロ10000系、メトロ17000系、西武40000系

・緑色:8両編成の車両

が対応しているそうです。

【了】

【いろんなバージョンの「謎のカラフル帯」】

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