国鉄信楽線が開業した日 「タヌキの街」むすぶ急勾配の鉄道 -1933.5.8

89年前の5月8日、現在の信楽高原鉄道である、国鉄信楽線が開業しました。

元々は加茂までをつなぐ計画だった

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信楽高原鐵道のSKR500形気動車(乗りものニュース編集部撮影)。

 今から89年前の1933(昭和8)年の5月8日。草津線の貴生川駅と、「信楽焼」で知られる焼き物の町・信楽までをむすぶ、信楽線が開業しました。

 滋賀県内陸部の鉄道空白地帯を埋める路線で、当初は信楽からさらに南西へ進み、和束町を経て関西本線の加茂駅までを結ぶ計画でした。

 1987(昭和62)年に第三セクターの「信楽高原鐵道」へ転換。「高原鉄道」と名の付くとおり、貴生川と信楽では標高差が約120mもあり、特に貴生川~紫香楽宮跡間では33パーミルの急勾配で一気に180m近くの標高を稼ぎ、峠を越えます。峠越えの途中では貴生川駅のある水口の街並みが眼下に一望でき、わずか数分でこれだけ登ってきたのか、という実感が味わえます。

 第三セクター転換直後の1991(平成3)年、JR直通列車と信楽高原鐵道の列車が正面衝突する事故が発生。42名の犠牲者を出す大惨事となりました。陶芸文化を世界に伝えるイベントが信楽町で開催されていた最中の出来事でした。

 2013(平成25)年には台風により貴生川駅付近の橋梁が流失。復旧の困難さから廃止も取り沙汰されましたが、1年2か月を経て全線再開。今年で信楽高原鐵道としては四半世紀を迎えます。

 終点の信楽駅ホームにはタヌキの置き物が所狭しと並べられ、駅前には巨大なタヌキが訪問客を出迎えています。

 ちなみに、信楽から加茂までの延伸計画は白紙になったものの、京都府京田辺市方面へ延伸してJR学研都市線に接続する「びわこ京阪奈線」の構想もあります。

【了】

【画像】まさに「高原鉄道」な登りっぷり! 車窓風景を見る

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1件のコメント

  1. 北陸新幹線も信楽経由にしたらどうなんだ。

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