「電気フルフラットバス」登場 中国BYDが新型発表 新型バッテリーで車窓も大きく

日本でも徐々に普及しているBYD(中国)の電気バス、その新型が発表されました。車内後部まで段差のない「フルフラットバス」の電気版をいち早く導入。それを実現したのが新型のバッテリーです。

薄い!新型「ブレードバッテリー」

 新型2車種には、2021年に開発された「ブレードバッテリー」が採用されています。「“刀”のような細長く平たい形状をしたバッテリーセルそのものをバッテリーパックの1つの構造部品としています。そのため、従来の車載用バッテリーで一般的なモジュールを無くし、薄型形状のバッテリーセルをより多くバッテリーパックに収めることが可能となりました」と説明されています。

 結果、バッテリーパックの空間利用率にして従来比50%アップという非常に薄いバッテリーを、床下に平べったく配置することで、車内レイアウトの自由度を高めたそう。これにより、乗車定員はJ6で31人から36人に向上しています。K8は従来モデルと同様に81人とされていますが、「もっと増やせる」(花田副社長)とのこと。

 また、バッテリー容量や航続距離もそれぞれ1~2割向上しており、J6は充電時間約2.5時間で航続距離220km、K8は約6.5時間で270kmだそうです。ブレードバッテリーにより品質も確保されることから、バッテリーの保証期間を従来から3年延長の「8年または40万km」とし、日本の公共交通の使われ方に合わせるといいます。

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会見するビーワイディジャパンの花田晋作副社長(中島洋平撮影)。

 両モデルとも本日5月10日より予約受付を開始していますが、納車は2023年度末になるそうです。それでも「すでに成約いただいている」(花田副社長)のだとか。

 ビーワイディジャパンは2030年までに国内へ4000台の電気バスを納入する目標を立てています。ただ、花田副社長によると「今年に入って電動化の意識がさらに加速しており、(2030年までに4000台は)それほど難しいことでなくなっている」と話します。

【了】

【新型電気バスの外観・内観 画像で見る】

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