でっかい“橋”キター!! 首都高「大師橋」の架け替え用橋桁を水上運搬 新旧の橋が並ぶ

多摩川に架かる首都高の高速大師橋、その架け替え用の橋桁が船で現地へ横付けされました。超巨大かつ重量物を水上運搬するため、事前に川底の浚渫も行われたほど。今後どうなっていくのでしょうか。

羽田空港の横で運ばれた「橋」

 多摩川をゆっくり遡っていく船、そこには、巨大な「橋」が載っていました。

 首都高速神奈川1号(K1)横羽線で多摩川に架かる「高速大師橋」架け替え工事の一環として、新設する橋桁を台船に載せて水上運搬する作業が2022年4月から5月にかけて実施されました。

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台船に載せられた橋桁(深水千翔撮影)。

 架け替える区間の全長は約300mと、東京タワーの高さに匹敵するため、台船に載せる橋桁は東京側(長さ約130m、重さ約1900t)と川崎側(長さ約80m、重さ約1300t)の2ブロックに分けて運ばれています。2022年5月12日には川崎側の新設橋桁を、羽田空港横の「多摩川スカイブリッジ」から、工事を行う「高速大師橋」の手前まで輸送する作業が行われました。

 橋桁の水上運搬をスムーズに行うには、川幅や既存構造物に関連した制限に加え、潮位の変化、波の高さ、風の向きといったさまざまな気象条件もクリアすることが必要です。水上運搬の事前準備では、重量物を載せた台船が安全に現場へアプローチできるようするため、堆積している土砂を取り除いて水深を深くする浚渫作業も行われています。

 ただ、自然を相手にしている以上、天候による工程の変更や調整はつきものです。実際、4月16日に予定していた東京側の橋桁運搬は、台風1号の影響を受けて延期。5月14日に予定していた川崎側の橋桁運搬も、当日は荒天が予想され、2日前倒しの作業となっています(14日にも一部作業実施)。

 5月12日の水上運搬はあいにくの雨となったものの、潮位などの条件が整ったため、14時ごろから運搬を決行。IHIの横浜事業所で製造され、宇徳が保有する巨大ジャッキ「スーパーテーブルリフト(STL)」に載せられた橋桁は、曳船や警戒船、深田サルベージの作業船に支えられながら、約1時間かけて「高速大師橋」の手前まで無事に移動しました。多摩川に係留されている屋形船や釣り船のすぐ近くを、巨大な橋桁が通る迫力の光景を見ることができました。

【でけえぇぇぇぇぇ!】多摩川をゆく「橋桁」 写真で見る

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