ワンコもロープ降下 埼玉県警&自衛隊 入間基地で警備犬使った災害対処訓練を実施

犬にも高所恐怖症ってあるんですかね?

警備犬の優れた探知能力を活かした合同訓練

 埼玉県警と航空自衛隊は2022年5月23日(月)、埼玉県にある航空自衛隊入間基地において警備犬とヘリコプターを用いた災害対処合同訓練を実施しました。

 訓練には、埼玉県警から警察官など18名と警備犬1頭が、航空自衛隊からは入間基地所在部隊の隊員9名と警備犬2頭が参加。加えて埼玉県警が運用する中型ヘリコプター2機と航空自衛隊の輸送用ヘリコプター1機が用いられました。

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航空自衛隊のCH-47J輸送ヘリコプターから隊員とともにホイスト降下する入間基地所属の警備犬「ゼニス号」(2022年5月23日、深谷真吾撮影)。

 想定としては、埼玉県内において最大震度7の強い地震が起きたことにより、多くの道路が寸断され孤立地域が発生したというもの。これに対し、被災状況を確認したのち空路、初動対応にあたる部隊と要救助者を捜索するための警備犬を投入することに関して、警察と自衛隊のあいだで連携して対処できるか確認するという趣旨で行われました。

 訓練では、県警機動隊所属のレスキュー隊員が県警のヘリコプターBK-117C-1「むさし」のホイストにより現場に降り立ち状況を確認、警備犬の投入が必要と判断します。これにより、今度は県警の別のヘリコプターA109Eによって警備犬が空輸され、ホイスト降下で現場へ投入されました。そして、現場の状況から自衛隊に応援要請が出され、今度は航空自衛隊の警備犬が入間基地のCH-47J輸送ヘリコプターのホイスト降下で現場へと降り、警察と自衛隊の合同で捜索を実施。

 このあと県警の警備犬が倒壊した家屋の中から要救助者(想定)を発見したことで、ヘリコプターでの救急搬送を行い、今度は自衛隊の警備犬がクルマの中から要救助者を発見。その後、仮設へリポートを設置して県警ヘリによる初動支援班の投入や自衛隊ヘリでの民間人移送などを行うという内容でした。

 訓練終了後、インタビューに応じた埼玉県警の黒沢芳隆警視は「遠隔地で災害が起きた場合、航空隊を活用するというのはメリットが大きい」「激甚化する災害に対処するためには、自衛隊を始めとした関係機関との協力が大変重要であり、県民の安全安心を守るため、そして救出救助能力を向上させるために、こういった内容の訓練を今後も実施していきたい」と述べていました。

【了】

【ロープ一本で宙ぶらりんのワンコも】入間基地滑走路わきでの訓練の様子

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