移動洋上基地! 危険な機雷処理などのサポート担う米海軍の「ミゲル・キース」に注目

「洋上基地」の名にふさわしいフネ、米海軍の「ミゲル・キース」が、日本海での対機雷演習に初めて登場しました。「対機雷戦」というのがポイントで、今後このフネの存在は台湾情勢ともリンクすることになるかもしれません。

日本海で行われたアメリカ海軍の「対機雷戦演習」

 2022年5月12日から21日にかけて、日本海においてアメリカ海軍による対機雷戦演習「ノーブルヴァンガード」が実施されました。

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「ミゲル・キース」(手前)とインディペンデンス級沿海域戦闘艦「チャールストン」(画像:アメリカ海軍第7艦隊)。

 この演習には、長崎県にあるアメリカ海軍佐世保基地に配備されているアヴェンジャー級掃海艇「チーフ」、インド太平洋方面に展開しているインディペンデンス級沿海域戦闘艦(LCS)「チャールストン」、そして2021年に就役したばかりのルイス・B・プラー級遠征洋上基地(ESB)「ミゲル・キース」が参加しました。

 これらの艦艇の内、特に注目なのが「ミゲル・キース」の参加です、ESBという聞きなれない艦種のこの艦艇は、一体どのような役割を担っているのでしょうか。

 ルイス・B・プラー級は、現在までに3隻が就役している艦艇で、一見するとその外観はまるで民間のタンカーのようです。それもそのはずで、このルイス・B・プラー級は民間のアラスカ級石油タンカーをもとに建造された艦艇なのです。しかし、担っている役割は全く異なります。

【写真】デカっ! 「ミゲル・キース」の巨体がよくわかる1枚と演習の様子

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