いまだ第一級の空戦能力 日の丸「イーグル」F-15J初飛行-1980.6.4 まだまだ進化の途中
F-15Jの能力向上(F-15JSI)とは?
航空自衛隊では残り半数、すなわち100機程度のF-15Jについて電子装置や武装の近代化を進め、例えばレーダーを見ても、より射程の長い空対空ミサイルの発射を可能としたほか、電波妨害への対処能力も向上させています。ただ2020年7月、ボーイングは三菱重工業とのあいだで、F15Jの能力向上改修作業を支援する契約を締結。さらなる近代化改修が施される予定です。
これにより、長射程空対地ミサイルの運用能力も獲得するなどして、多用途戦闘機としての装いが強くなるでしょう。
初飛行から40年あまり。そのようななか、一昨日6月2日(木)、航空自衛隊航空幕僚監部は1月に小松基地所属のF-15DJが起こした墜落事故について、その調査結果を発表しました。原因は操縦者の空間識失調によるもの、いわゆる「バーティゴ」の状態にあった可能性が高いというものです。
航空幕僚監部は再発防止策として、機体面では警報などを発し操縦者の認知を回復させたり、自動的に衝突を回避するシステムを搭載したりすることなどを挙げています。
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