無料区間333km!「三陸道」は東北道の代わりに使えるか トイレは要注意

仙台から八戸まで全長359km、うち333kmが無料の「三陸道」は、東北道のバイパスとしての役割も期待されています。実際どれほど「使える」のでしょうか。無料区間ならではの注意点も多々あります。

トイレほとんどありません!

「三陸道早いですよー。ただトイレには注意が必要ですが」。岩手県大槌町にて、首都圏から三陸道で何度か帰省しているという女性がこう話しました。

 三陸道は、ガソリンスタンドがゼロ。無料区間にはトイレもほとんどありません。本線に接続している「PA」はいくつかありますが、それも、チェーン脱着所のようなものです。

 その代わり、三陸道のIC案内標識には「道の駅」の案内看板がセットで多く登場します。いったん降りて、近隣の一般道の沿線にある道の駅のトイレを利用することが前提というわけです。ただ、ICを降りてすぐに道の駅があるとは限りません。

 また、本線はよいものの、ICのランプは“思わぬ線形”になっていることがあります。

 たとえば陸前高田ICや陸前高田長部ICなどは、入口ランプと出口ランプが「平面交差」しています。スピードが乗りやすいであろう入口ランプが優先で、出口ランプは一時停止しなければなりません。こうした箇所はカラー舗装で注意が促されているものの、ここ以外でも、本線を離脱したすぐ先で一時停止を強いられる箇所が少なくないのです。

 立体交差のランプを設けないのは、コスト縮減と、現地条件の制約などからICをコンパクトにする目的もありそうですが、いずれにせよ都市部で高速道路を走り慣れた人ほど注意すべきかもしれません。

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石巻市内の桃生豊里IC以南は、無料区間も4車線、最高速度100km/hだ(乗りものニュース編集部撮影)。

 とはいえ三陸道は、内陸の東北道と比べて雪が少ないなどの気象条件もあり、物流においても東北道のバイパスとなる目的をもって作られたものです。仙台側では仙台東部道路・常磐道と一体となり首都圏へ通じ、八戸以北も百石道路、第二みちのく有料道路、そして青森方面へ延伸工事中の上北道へと通じ、むつ方面の道路にも連絡します。

 仙台~八戸で東北道にプラス1時間強、しかもほぼ無料とくれば、首都圏との往来を考えても、バイパスとしての強味は十分にあるのではないでしょうか。

【了】

【走りやすい?】三陸道の地図&現地の様子 写真で見る

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コメント

1件のコメント

  1. 2年前から八戸、宮古を2ヵ月に1度の割合で往復しました。今年全線開通してとても速くなりました。でも引き換えに、美しい景観がだいぶ見られなくなったことと、沿道の食堂やカフェにふらっと立ち寄る機会が遠のいてしまったのが残念です。当たり前だけど。

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