戦争? 侵略? ウクライナでの戦いはどう呼ぶのが正しいの? 呼称から見えるものも…

ロシアによるウクライナでの戦闘行為を表現するにあたり、「戦争」「侵略」「侵攻」など、国やメディア、発言者ごと表現にバラつきが見られます。その点に注目すると、この件に対する各々のスタンスが透けて見えるかもしれません。

侵攻開始から4か月 定まらない呼称問題

 2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻は4か月が経過し、日本国内では引き続き高い関心を持ってその動向に注目が集まっていますが、そこで気になるのが呼称問題です。

Large 20220623 01
ウクライナ兵と、破壊されたロシア戦車(画像:ウクライナ国防省)。

 たとえば、この事態を「ロシアによる軍事侵攻」と表現する向きもあれば、「ウクライナ戦争」「ロシアによるウクライナ侵略」など、メディアごと、発言者ごとにさまざまな呼称がなされているのです。

「戦争」という呼び方は国際法的にどう考えられる?

 もちろん、それぞれの呼称は異なる背景のもとでなされているものなので、一概にどれが最も正しい呼称かを決めることはできませんが、少し視点を変えて、国際法に照らしてそれぞれの呼称を見ていくとどうなるでしょうか。

 まずは「ウクライナ戦争」という呼称です。

 一般的に伝統的な国際法の下では、戦争(war)は宣戦布告のような「当事国による戦争意思の表明」によって開始されるものと定義されています。さらに、その他の形態の武力行使とは異なり、戦争においては(もちろん一定のルールは存在するものの)ほぼ無制限の武力行使が認められ、究極的には相手国の壊滅までもがその選択肢に含まれ得るのです。

 しかし、これはあくまでも第2次世界大戦以前の話です。

【写真】見覚えあると思ったら…日本でもド定番の榴弾砲ウクライナへ

ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 立場によって変わるからなぁ。

    第三者から見ると、1969年3月2日の中国とソ連の戦闘は”中ソ国境紛争:Sino-Soviet border conflict”と呼ばれて、個々の戦闘を”珍宝島事件/マンスキー島事件:Battle of Zhenbao (Damansky) Island"と言われていたわけで、宇露(ウクライナ-ロシア)国境紛争になるんじゃないの?

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  4. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス