☆2.2評価の「JALアプリ」改善か? 株主優待どうなる? JAL経営陣、株主からの質問に答える

「JALアプリの評価が低い」 どう変わる?

――JALのアプリの評価が低い。レビュー評価も☆2.2と他社と比べても低く、コメントも「使いづらい」などかなり厳しいレビューが多い。アプリの使い勝手はスマホ世代にとって大きな判断基準になるかと思うが、どのように考えているか?(株主の男性)

JAL幹部「JALのアプリはまだまだ改善点が多いものと認識しています。現在運賃に関する大規模なシステム改修を終えたところで、今後は、お客様が直接利用できる改修を進めていきます。国際線についてはモバイル搭乗券、ウェブチェックイン機能の向上、多言語化を進めています。国内線については今年度中に、空港の到着前に、座席のアップグレードや空席待ちの登録ができるシステムを構築するほか、利用者と会社のやり取りをチャット形式で行う機能などを実装する計画です」

――(中期経営計画で掲げられている)ESG経営について。女性管理職30%を掲げているが、壇上に登っている役員を見ると、女性がすごく少ないと感じる。(株主の女性)

JAL幹部「女性活躍は非常に重要です。現在は21.9%と昨年比で2.4ポイント向上し、順調に推移しています。また、役員・部長級はこの3年間で2倍以上、人数で申しますと37名から78名まで増加しています。羽田や成田、大阪、福岡の空港支店長も女性です。女性の多い会社から男性が多い会社へ出向する取り組みを進めているほか、勉強会なども実施しています。役員についても、外国人や女性の比率が19.4%まで増えてきたところです」

――経営状況は理解出来たが、2010年に整理解雇された人(160名程度)の一部が、毎年のように株主総会でまだ騒いでいる。早く解決してあげたらどうだ。彼らに満足の行く対応をする方がJALのプラスになるのでは。(株主の男性)

JAL幹部「整理解雇については、2015年に”整理解雇は有効である”と最高裁で判決が出ています。法的には解決したものの、労使間の課題であるとして、会社としては真摯に話し合いを続けています。また2018年には経験者採用を開始し、整理解雇の方11名をふくめて、当社に再就職されています。当社として引き続き、雇用を軸とした自主解決を目指して労働組合と向き合って参りたいと考えています。(早期退職・希望退職をふくめ)JALを去らなければならなかった1万6000名にも迷惑をかけました。この出来事を二度と発生させないのが、私どもの責務です」

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コメント

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1件のコメント

  1. 整理解雇の人達の執念は不気味。解雇なんかどの企業でもあるでしょう。法的に決着済みなのに、無い既得権を毎年主張して、韓の労働組合かよ。