首都圏を守る! 切り札は「ペトリオット」航空自衛隊第1高射群の役割 災害派遣も

北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まるなか、認知度が急速に高まったのが地対空ミサイル「ペトリオット」PAC-3。これを運用するのが航空自衛隊の高射部隊です。なかでも首都圏の防空を主任務とする第1高射群を取材してきました。

え、「キッチンカー」配備?

 今回の取材は入間基地内での訓練でしたが、第1高射群は状況に応じて基地の外に出て、港や公園などあらゆる場所に展開する必要があることから、野外で生活するための自活用装備も運用しているとのこと。そのひとつとして見せてもらったのが「野外炊具1号」でした。これは野外における炊事や喫食に使用するもので、炊飯や汁物、揚げ物、炒め物などを作れるトラック牽引タイプのキッチンカーといえる装備です。これがあれば約200人分の主食と副食を、同時に調理できるそうです。

 そして、もうひとつが「3 1/2t水タンク車」。一見するとガソリンや軽油などを運ぶタンクローリーのようですが、荷台に搭載しているのは貯水タンクで、このなかに飲料水を最大5000リットル(5t)入れ、運ぶことが可能です。これも、屋外展開する第1高射群には必須の装備だといいます。

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第1高射群第4高射隊に配備されている3 1/2t水タンク車(前)と野外炊具1号。こういった車両は災害派遣でも活躍している(柘植優介撮影)。

 野外炊具1号や3 1/2t水タンク車は、ほぼ同様のものが陸上自衛隊などにも配備されています。そして陸上自衛隊と同じように、入間基地所在のこれらの車両も災害派遣など被災地で活動した実績を有しているとのことでした。

 日本の周辺には、北朝鮮をはじめ弾道ミサイルを保有する国が複数あります。弾道ミサイルは戦闘機では対処不可能なため、海上自衛隊のイージス艦などが迎撃できなかったら、航空自衛隊の高射群が撃ち落とすしかありません。

 また、明らかに敵意むき出しで日本の領空に進入してきた敵機についても、空自の戦闘機部隊が防ぎきれなかった場合は、やはり地対空ミサイルで対処する必要があります。そのような理由から、空自「ペトリオット」部隊は迎撃の最終手段であり、首都圏を守る第1高射群は首都圏防空の最後の砦といえるでしょう。

【了】

【ミサイルをゆるキャラにしちゃった!?】第1高射群の「パックさん」ほか 写真で見る

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コメント

1件のコメント

  1. 「弾道ミサイルの迎撃が可能」

    ?出来たっけ?

    現在配備されてるPAC-3では弾道ミサイルは迎撃出来なかった記憶があるんだけど

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