ハンヴィーに代わる米軍のアイコンに? 新型軍用四駆「JLTV」なぜ生まれたのか

アメリカ軍の代名詞的存在である軍用車両「ハンヴィー」は採用から30年以上が経過し、後継車両「JLTV」の導入が進んでいます。なぜ新型が必要になったのか、その理由と導入の経緯を見てみます。

沖縄では意外とポピュラー? 本州で見かけることも

 ハンヴィーの後継として誕生したJLTVですが、その車体は全長6.2m、幅2.5m、全高2.6m、車体重量は約6.4tと、ハンヴィーと比べて非常に大きく重いものとなっています。一説によると燃費は極めて悪いと言われることもありますが、イベントで現場の海兵隊員に聞いたところ満タンで約500km走れるそうです。

 また、車体後部は仕様によって様々なバリエーションが存在します。オーソドックスなのはハンヴィーの後部のような荷物を積める空間がある通常仕様ですが、この他にも幌を掛けたカーゴタイプなどもあります。

 天井部分には機関銃や対戦車ミサイルを乗せることも可能で、ハンヴィーと遜色ない程度の使い勝手を確保しているようです。

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沼津から御殿場まで陸送するためトラックに積み込まれるJLTV。こうして輸送するのが一般的だが、自走する場合もある(武若雅哉撮影)。

 一時はJLTVの調達中止などという噂も聞こえたことがありましたが、その後、アメリカ軍が実際に導入を取りやめたということはなかったようなので、特段、大きな問題はなかったのでしょう。

 JLTVは日本では未だレア装甲車であるものの、沖縄県では比較的よく走っています。また本州でも、神奈川県横浜市から静岡県御殿場市を結ぶ東名高速道路や国道などで、移動中のJLTVを見かけることもあります。

 加えて、東富士演習場に隣接して設けられている海兵隊キャンプ富士のイベントなどでは展示されることもあるため、そういった際に見学して、ハンヴィーとは異なる「ゴツさ」に触れてみても良いでしょう。

【了】

【車内の様子は?】アメリカ軍の新型車両「JLTV」、いったいどんなクルマ?

Writer:

2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。

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