山口・岩国でF-35&F-22勢ぞろいの「エレファントウォーク」実施 米海兵隊&空軍

ステルス戦闘機の圧が凄まじい。

ステルス戦闘機だけでなく「スーパーホーネット」も

 アメリカ海兵隊は、山口県岩国基地において多数機発進準備訓練を実施したことを明らかにし、2022年7月7日に行われたその様子を公開しました。

 多数機発進準備訓練は、通称「エレファントウォーク」と呼ばれるもので、その名のとおり、象が集団で歩く様子に似ているところから名付けられました。

 起源は、一説によると第2次世界大戦中の連合国軍の爆撃機部隊だそうで、その後、部隊の作戦能力を誇示したり、士気を向上させたりといった目的でアメリカ空軍で行われるようになったといいます。

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2022年7月7日に岩国基地で実施されたエレファントウォークの様子(画像:アメリカ海兵隊)。

 訓練に参加したのは、岩国基地所在のアメリカ海兵隊所属のF-35B「ライトニングII」戦闘機と、F/A-18「スーパーホーネット」戦闘機、訓練のために同基地に派遣されているアメリカ空軍のF-22「ラプター」戦闘機とF-35A「ライトニングII」戦闘機など30機あまりです。またアメリカ海兵隊のKC-130J空中給油・輸送機1機も最後尾に配置されていました。

 説明によると、今回の訓練は「自由で開かれたインド太平洋」を支援するため演習中に行ったデモンストレーションの一環とのこと。アメリカ軍が運用する2種類のステルス戦闘機がこのような形で一か所に集まり、演習を行いデモンストレーションを披露するのは異例です。

【了】

【写真】岩国基地で訓練中のアメリカ空軍F-35A戦闘機

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