軽EVは“軽以上の何か”なの? 日産サクラ試乗 「でも軽だし…」な人への回答

日産初の軽EV「サクラ」を試乗。補助金の効果もあり、最初のEVとして導入しやすい価格が実現し、なおかつ性能はガソリンの軽自動車をしのぐ、との評判もあります。軽を敬遠するユーザーの懸念点は、解消されているのでしょうか。

後席の広さは「フーガと同等」に!?

 続いてインテリア。こちらも外観同様に、まったく新しくデザインされています。とくに、運転席の目の前に7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイが置かれ、並んで9インチの統合型インターフェースディスプレイ(モノリス) が置かれたインパネは、シンプルかつ先進的。ファブリックがドアまでぐるりと張られ、ローズゴールドの加飾やステッチなどがセンスの良さを引き立てます。

 見た目だけでなく、凹凸を抑えたフラットなインパネ形状に作り直され、助手席前で65mm、運転席前で145mmも広くなっています。そしてシートはふっくらとしたクッションのソファシート。このエレガントで上質なインテリアは、これまでの軽ではまず見たことがないほどです。

 室内空間は、床下にバッテリーを敷き詰めているにもかかわらず、ガソリンモデル同等の広さを確保しました。天井が高く、後席の足元スペースも驚くほど広びろ。後席は左右一体式で前後スライドをしますが、最後端にすると、日産の高級セダン「フーガ」の後席と同等の広さです。

 ただ、この状態だと荷室の奥行きが狭くなって大きな荷物が積めないのは、ボディサイズの規格が設けられている軽のつらいところ。後席が左右分割して前倒しでき、荷室を拡大することは可能なので、1~2人乗車なら大きな荷物を積むこともできます。ちなみに荷室容量は床下収納のスペースはデイズの4WDと同等、床上のスペースは2WDと同等を確保しています。

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インテリアは9インチディスプレイを中心に据えシンプルに。ファブリックが上品さを演出する。

トルクがすげえ…!

 さて、ここまでは内外装で軽を超えている一方で、使い勝手では軽らしさをそのまま受け継いでいる印象ですが、走ってみるとどうでしょうか。

 サクラは20kWhのバッテリー容量で、最高出力は軽の自主規制上限となっている47kwですが、最大トルクは195Nmと強大。軽ガソリンターボ車の約2倍となっています。トルクだけを見れば2.4Lエンジンくらいの力強さといえるでしょう。

【後席の広さ「フーガ並み」ってマジ!? 日産サクラ 写真で見る(79枚)】

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