青春18きっぷ旅の難関「津軽海峡」 “オプション券で新幹線”の使い勝手 フェリーが現実的?

深夜便を宿代わりにも? フェリーへの乗り継ぎ

 オプション券には使い勝手が悪い面があるので、近年は津軽海峡を航行するフェリーが注目を集めています。青函フェリーと津軽海峡フェリーの2社が運航し、乗船時間は3~4時間ほど。

 フェリーはなんといっても、フラットなカーペット席で横になれるのが最大のメリットでしょう。シャワー室や飲料・カップ麺の自動販売機などもあります。2社とも毎日8往復。深夜発・早朝着の深夜便もあり、宿代わりに使うこともできます。運賃は、下記の通りオプション券より少し高い程度で、新幹線と比べれば格安といえます。

●フェリー旅客運賃(2022年7~9月)
・青函フェリー 2600円
・津軽海峡フェリー(スタンダード) 3220~3650円
※学生割引、往復割引などの各種割引あり

 乗船にあたっては、出航時間の30~70分前まで(運行会社・時期により異なる)に乗船手続きが必要です。

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青函フェリー「はやぶさ」(画像:青函フェリー)。

 津軽海峡の船旅ということで、青函トンネル開業に伴って1988(昭和63)年に廃止された青函連絡船を彷彿とさせるものもあって、年配の方ならば懐かしさを覚えるかもしれません。ただ、フェリーターミナルは駅前ではなくやや離れているので、アクセスのためバスやタクシーの運賃が別途かかります。また、青森以外の各地と北海道を結ぶフェリー航路もあるので、柔軟に検討しましょう。

 ともあれ、フェリーを組み合わせた移動もオプション券利用の乗り継ぎと同様、時間はかかります。効率重視派ならば、北海道新幹線での“ワープ”がよいでしょう。新青森~新函館北斗間ならば1時間におよそ1本設定されており、乗車時間は1時間程度。もちろん18きっぷは使えないので、運賃と指定席特急券で7720円(通常期)かかりますが、時間ロスが少ない旅程が組めます。

【了】

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【複雑になった】青森~函館の路線図ほか 画像で見る

Writer: 古橋龍一(美和企画)

1979年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業。編集プロダクション「美和企画」の編集者として、旅行や歴史、日本刀などの雑誌、ムック、学習教材を手がけている。

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コメント

1件のコメント

  1. 新幹線でワープするならえきねっとトクだ値の利用が有効でしょう。新青森~新函館北斗で6010円です。
    または、北海道&東日本パスを使う手もあります。新青森に至るまでのいわて銀河鉄道・青い森鉄道も乗れますし、特定特急券4000円を払うだけで北海道新幹線に乗れます。また、その先札幌方面との往来なら、北海道線特急オプション券6110円を買えば、北海道新幹線に加えて、北海道内の特急自由席も乗れるというのもメリットです。