韓国で初飛行KF-21の「戦闘機世代分類問題」でも争点に? 「ウエポン・ベイ」の歴史とは

初飛行を果たした韓国の戦闘機、KF-21の「戦闘機世代分類問題」における、ひとつのポイントとなっているのが、「ウエポン・ベイ」という機構です。どのようなもので、どのような歴史があるのでしょうか。

「ウエポン・ベイ」の始まりは?

 機体の外部、おもに下側に搭載物を取り付けるためには、設計時から「ハード・ポイント」という取り付けのための装置を装備していなければなりません。また「ハード・ポイント」にそのまま取り付けるものもありますが、通常は「パイロン」という接続器具を介して搭載物を取り付けることになります。

 第一次世界大戦において、航空機の軍用利用にあたり、最初は拳銃で撃ちあったり、爆弾を座席から投げつけたりしていましたが、それでは効率が悪いため、胴体や主翼に銃を搭載したり、胴体側面や翼の下に爆弾を取り付け、ストッパーを外し投下したりできる装置などが開発されました。しかし、その頃は飛行機の速度もせいぜい時速200km程度で、タイヤも引込式ではありませんでした。つまり、当時は後代ほど空気抵抗をシビアに考える必要性がなかったのです。

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アメリカのオハイオ州にあるアメリカ空軍博物館で展示される零戦二一型(画像:アメリカ空軍)。

 ヨーロッパでは第二次世界大戦が始まる前から、各国で性能を向上させた軍用機の開発が勝敗を左右するまでになりました。そのとき、重要視されたものの一つが、爆弾の搭載方法です。「零戦」やJu 87「スツーカ」などの小型機では、爆弾をハード・ポイントを介して搭載。B-17やランカスターなどの大型爆撃機では胴体下にドアの付いた爆弾槽を装備し、大量の爆弾を搭載できました。この後者が「ウエポン・ベイ」の始まりともいえるでしょう。

【写真】中身すげえ!「ウエポン・ベイ」丸見えで飛ぶF-22 &KF-21初飛行など

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