どこでも寝起きの自衛隊OB直伝 快適「車中泊」術 命を守る断熱&絶対に常備したいグッズ

道の駅の充実やオートキャンプ場の増加などで近年ちょっとしたブームになりつつある「車中泊」。快適に過ごすための専用グッズも各種販売されていますが、100円ちょっとで断然よくなる常備品を元自衛官が伝授します。

スマホよりもコスパ良いLEDランタン

 次に照明です。目隠しをした車内は暗くなります。恐らく何も見えないくらいになるでしょう。寝るときはその方が良いですが、スマートフォンやイヤホンなどの小物がどこにいったのか、はたまた歯ブラシはどこに置いたのか、着替えはどこの袋に入れたのか、ちょっとしたことをするときに明かりが必要になるのは間違いありません。こういった時に役に立つのが小さなLEDランタンです。

 スマートフォンなどのライトや画面の光を明かりにすれば、それ自体のバッテリー残量を減らしてしまいます。クルマのエンジンを切っているとポータブル電源などを積んでいない限り充電は難しいので、なるべく温存したいところ。そこで、乾電池で明かりを採れるLEDランタンは、安価かつクルマに常備したい良コスパなアイテムになります。

Large 20220806 01
車内灯を付けた状態でスマホをいじるイメージ。エンジンを止めた状態だと最悪バッテリー上がりを誘発するため、LEDタイプの電灯は用意しておいた方が良いだろう(武若雅哉撮影)。

 ちなみに、自衛官時代の照明といえば、小さなLEDライトを更にテープで光を絞り、必要最小限の明かりだけを頼りに行動することが多かったです。なぜならば、不必要な照明は自己位置を暴露することになり、なおかつ夜間の暗さに慣れた目の「暗順応」を狂わすことになるからです。仮にしっかりと暗順応していれば、視界の周囲で物を見る「周辺視」を使うことで、ある程度であれば照明がなくても行動することは可能です。

 車中泊も、この「暗順応」「周辺視」が効く光量であれば問題ないため、明るすぎる必要はありません。家の照明でいえば豆電球くらいの光で十分です。

 ガソリン価格の高騰とアイドリングストップが奨励されている現代で、いつまでもエンジンを回しておくことは得策とはいえません。そのため、バッテリー上がりを防ぐためにも、エンジンを切っている時は室内灯ではなく、手持ちのランタンなどがあると非常に便利です。

【了】

【見たことある?】自衛隊トラックの荷台の様子 雪上車も

Writer:

2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. D:5ベースのキャンピングカーがありますよ。

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  3. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号