どこでも寝起きの自衛隊OB直伝 快適「車中泊」術 命を守る断熱&絶対に常備したいグッズ

道の駅の充実やオートキャンプ場の増加などで近年ちょっとしたブームになりつつある「車中泊」。快適に過ごすための専用グッズも各種販売されていますが、100円ちょっとで断然よくなる常備品を元自衛官が伝授します。

安眠するためのコツ

 昨今はクルマに寝泊まりする、いわゆる「車中泊」が人気です。夏休みなど含め、連休ともなると道の駅やオートキャンプ場などではよく見かけます。宿がとれない、近くに宿がないなどで致し方なく車中泊をする人、自ら好んで車中泊する人など、様々な理由があるようです。

 ただ、慣れていないと意外と苦痛を伴うのも車中泊ではよくあるハナシ。そこで「車中泊体験豊富な」元自衛官である筆者(武若雅哉:軍事フォトライター)が、自衛隊時代の知恵と合わせて車中泊を快適に過ごすポイントをお伝えしようと思います。

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筆者が所有する三菱デリカD:5の車内(武若雅哉撮影)。

 筆者は自衛官時代、様々な場所で寝起きしました。トラックの運転席に始まり、荷台や車両の周辺でも寝ました。災害派遣では体育館などの広い場所に簡易ベッドを並べて寝起きしたほか、雪山での訓練では雪洞という雪のブロックを積み上げた空間で一晩を明かしたこともあります。

 こうした通常とは異なる場所でいかに快適に眠るかのコツといえば、まずは、地面からの熱を遮ることです。土の地面に直接寝てしまうと案外苦痛で、冬場は思いのほか体が冷えてしまいます。特に雪洞内では断熱シートを使わないと大変なことになってしまいます。実際に、右腕が断熱シートから外れた状態で寝てしまった時には、朝起きた段階で右腕全体が麻痺してしまい、半日ほど動かすことができなかったくらいです。

 大型トラックの荷台にある木製のベンチで寝る時も注意が必要で、ベンチの隙間から外気が侵入して寝苦しい思いをします。そのため「雑毛布」と呼ばれる自衛隊特有の緑色毛布を敷いておかなければ快適に仮眠を取ることはできないでしょう。

お金じゃ解決できない車内の広さ

 さて、一般の人がイメージする車中泊が可能なクルマといえば、トラックを改造したキャンピングカーや、大きなワンボックスカーなどにベッドキットを備えたものなどでしょう。これらをレンタルするのもいいですが、一泊する程度の車中泊であればそこまでする必要はない、と思うかもしれません。

 実際、車内空間を有効活用すれば、コンパクトカーでも十分な車中泊スペースを作り出すことができますが、それでも快適さでいえば、車内の広いワンボックスタイプのミニバンの方が絶対に良いでしょう。車内空間を広げることはどんな便利グッズでもできないことなので、ココは妥協しない方が良いかと考えます。

 ちなみに、筆者がオススメするのは、三菱「デリカD:5」。このクルマは車内の広さもさることながら、自衛隊の演習場などの悪路でも問題なく走行することができます。

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コメント

1件のコメント

  1. D:5ベースのキャンピングカーがありますよ。