関越道の「緑の実線」どんな意味? 踏んでいいの? NEXCO「狙い通りの効果」
渋滞緩和策としての「緑の実線」
下り線の東松山IC付近は、関越道下り線の代表的な渋滞ポイントです。その根本原因は、ICからの合流と、上り坂で速度が低下することによるものとされていますが、クルマが少なければ流れます。
しかし混雑してくると、早く走りたい心理から追越車線側にクルマが集中し、ブレーキの連鎖が発生、結果として追越車線側から渋滞が発生することがわかっています。そこでNEXCO東日本関東支社は、東松山IC付近で「渋滞予防のため左車線のご利用を」などといった文言をLED板などで表示し、キープレフトを促す実験を行っていました。
それは仮の設置であったため、常設の対策として、路面に緑の実線を引くことを思い立ったそうです。
同支社によると、施工前と比較して車線変更が抑制されたことで、渋滞発生前の交通容量も2%増加し、以前よりスムーズに走れるようになっているといいます。
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