ロシア”旅客機借りパク問題”新展開か ピカピカのエアバス旅客機らが国内で解体へ…なぜ?

こうなるとは予想されていました。

A350&スホーイ機も

 アエロフロートなどのロシアの航空会社が、ウクライナ問題により欧米国などから購入できなかった旅客機の予備パーツを確保するため、同国にある旅客機の一部の解体を開始したと、ロイター通信が報じました。

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アエロフロートのエアバスA350(画像:アエロフロート)。

 同社報道によると、アエロフロートが保有するヨーロッパ製旅客機エアバスA350、ならびにロシア製(ただし海外メーカーのパーツが多く使用されている)のスホーイ「スーパージェット」が、このパーツ取りのために解体されているとのこと。なお、A350は、まだ新品同然といえるほど機齢が低いとも紹介されています。

 ロシアは現在、ウクライナ侵攻を契機とした欧米国側の制裁を受けており、旅客機のスペアパーツの購入や、メーカーからの整備サポートを受けることができない状況が続いています。そのため、ロシア同国内で運用している旅客機間でパーツをやりくりする「共食い整備」を実施すると予見され、今回報じられたケースは、その一例とされています。

 なお、ロシアはウクライナ問題で、欧米からの経済制裁に対する対抗手段として、「返却を求められている海外からのリース機を返却せず、そのまま国内線で運航する」という“借りパク”的な手段も講じており、それを同国の航空法上合法とする法律も制定されています。今回解体されたA350をはじめとする、ロシア国内で運航されているエアバス機についても、多くがリース機となっています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. こうなるリスクは織り込み済みでのリースなんでしょ?じゃなければリスクコントロールが甘いと言われても仕方ない案件ですよね。
    わざわざニュースにするほどの事か疑問ですね。