『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』その後 相次ぐ路線廃止で年々難しく 特に厳しい県境越え
区間短縮・コミュニティバス転換
●秋田中央交通 五明光線/秋北バス 五明光線:第7弾(2010年9月放送)
秋田県中部の乗り継ぎ拠点「五明光」バス停(秋田県男鹿市)も、男鹿市側から乗り入れていた秋田中央交通の路線が2011年に市営バスへ、北の三種町側から乗り入れていた秋北バスの路線も2019年に末端が町営バスに転換。バスポールの撤去などもあり、予備知識がないと乗り継ぎが難しくなっています。ただ三種町側は、町営バス転換後、細かく集落を回るルートになったことから、1年で乗客が倍増したのだとか。
●JR四国バス 久万高原線(愛媛県):第17弾(2014年4月放送)
もともと松山と高知を内陸経由で結ぶバスルートの一部であるJR四国バスの久万高原線は、2017年に末端の久万高原~落出間を短縮、落出で接続をとっていた高知県側の黒岩観光バスも川渡~落出間を廃止したため、乗り継ぎができなくなってしまいました。
●祐徳バス 太良線(佐賀県):第23弾(2016年6月放送)
佐賀~長崎県境の乗り継ぎが可能だった祐徳バス太良線は、2019年に竹崎入口から、長崎県境を目の前にした「県界」までのあいだを区間廃止しています。
そもそも"路線バス”の多くの目的が都市間連絡ではなく、
拠点となる鉄道駅から鉄道の恩恵が無いエリアへの補完である。
「不便になった」と言われても想定外の用途で使用されては不便なのは当然では?