「CAのスカーフ」実は意味アリ? JAL「CA仕事体験イベント」がガチってた! 初の取り組みも

対象者は「高校生&大学生」…ゆえにその内容も“ガチ”です。

本物の機用品を用いてのCA業務体験

 JAL(日本航空)が展開している次世代育成プログラム「空育(そらいく)」の一環として、今回初となる新たな取り組みを加えた体験授業型イベント「空育JOB」を2022年8月17日に実施しました。これは、CA(客室乗務員)の仕事を志望する、または興味を持つ高校生・大学生にむけ、本物の紙カップ・サービスカートといった機用品を使って、CA体験ができるということを目玉とします。

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JAL「空育JOB」の様子(画像:乗りものニュース編集部撮影/一部JAL提供)。

 募集はJAL公式Twitterアカウント上で行われ、午前・午後の2部あわせて55名の参加者が集まりました。参加料金は1000円と、「空育」の取り組みのなかでは珍しい有料イベントとはなったものの、担当者は「告知をした瞬間から申込みもあった」とのこと。同氏は「カートや食事など、本物ならではの重さなどを体験していただき、純粋に楽しんでいただければ」とそのポイントを話します。

 参加者はサービス体験のほかにも、「空育」ではお馴染みとなっているJAL羽田空港格納庫の見学ツアー、そしてCA業務について現役スタッフが講義形式で説明し、参加者からの質問に答えるコーナーなども設置されました。

 後者では、CAの本来の業務である“保安要員”としての業務内容、1か月のスケジュールなどが説明されたほか、たとえば「JALに在籍するCAは6000人から7000人いるので、初対面の人とのフライトも多い」「CAのスカーフは、急病人の人の止血や骨折のときの固定にも使用することができる。そのため、多くの航空会社の制服にスカーフが採用されている」といった、CAに関するさまざまな話題も語られています。

 今回初実施となった「空育JOB」、年度内をめどに、こういったイベントを再度実施できればというのが担当者の弁。なお、今回は企画者が現役CAだったことから、CA職にフォーカスしたものとなりましたが、企画者は「確定していることはないものの、広がりを持たせることができればと考えています」今後の意気込みについて話します。

【了】

【写真】結構ハード?JALのCAの「1か月のスケジュール」などなど…”CAガチ体験イベント”当日の様子

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