頭デカすぎ!! エアバス初の異形機「ベルーガ」なぜ生まれた? 日本のファン注目、将来の“再雇用”とは
日本人にとっては期待大?「ベルーガ」の未来
2018年に、エアバス社から新たな「ベルーガ」が初飛行しました。A330の胴体を大きくふくらませた貨物機「ベルーガXL」です。後発機らしく、在来の「ベルーガST」よりも貨物容量の大幅アップなどが図られています。
後発機である「ベルーガXL」は現在5機目の運用開始が間近となっており、将来的に6機体制になります。それにともなって、在来の「ベルーガST」はパーツ輸送業務の担当から外れる予定です。
ただパーツ輸送業務から退いたあとの「ベルーガST」が、新たな任務に就く予定であると2022年に発表されています。それは、エアバス社のパーツ輸送ではなく、社外の顧客からの特大貨物の輸送のため、同機を用いるというもの。この一環で2021年末には神戸空港へ飛来しました。
5機の在来型「ベルーガST」は、2024年には全機が民間輸送サービスの担当機になる予定です。もしかすると、将来的に日本で「ベルーガST」を見られる機会がいまより増えるかもしれません。
【了】
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
美しい機体だ!
特に機首が美しい!
んっj