新ミッドタウンの「バスターミナル東京八重洲」全貌 金は生まない? でも人の流れを生む

え、チケットカウンターこれだけ!?

 地下1階がバスターミナルのインフォメーションカウンターや商業施設です。「バスタ新宿」のズラリとならぶカウンターに比べると、はるかに小規模で、バスのチケット発券機は1台しかありません。説明員によると、予約不要の便が多いほか、予約が必要な長距離路線なども、いまやほぼスマホでの利用が占めるので、この規模でも何とかなるのだそう。

 商業施設は、たとえば立ち食いの寿司カウンターや、パン店、ワンハンドで食べられる卵サンドおにぎりの店(ポーたま)など、素早さを重視した店舗が多いのは、バスターミナルならではでしょう。マッサージ店やドラッグストアもあります。モバイルバッテリーで知られる「ANKER」の直営店もあり、同社の担当は、移動する人が多い点に着目して出店したと話していました。

 なお、今回オープンする東京ミッドタウン八重洲としての商業施設は、この地下1階部分のみ。本開業は2023年3月となります。

どんなバスが?

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テープカットの様子(中島洋平撮影)。

 発着便の特徴は、路上のバス停から移転した千葉方面の高速バスが多くを占めます。日常的に通勤通学で使われている高速バスです。これらは予約なしの先着順で乗車できる路線のため、乗り場の前には乗車待ちの列をつくる誘導線が引かれていました。

 付近の「鍛冶橋駐車場」などから移転した長距離の夜行便も多く発着します。その行先は、北は青森から、南は九州博多まで。この博多便の「天領ライナー」は、バスタ新宿発着の西鉄「はかた号」と並ぶ日本最長の路線です。

 現状、東京駅前の路上などで発着していた1日1200便のうち、500便がバスターミナル東京八重洲に移行、さらに新規乗り入れ100便を含めた約600便が、ここから発着します。

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