都会の人は知らない? 立地が微妙な「高速道路上のバス停」どう使われているか
だんだん駅に近づいてきた高速バス停
中央道日野も、徒歩7分の距離に多摩都市モノレール甲州街道駅が2000(平成12)年に開業しました。その後、関東運輸局が旗を振り、乗り換え案内標識やベンチ増設も行われています。さらに同局は、上り線の渋滞時に都心の手前で鉄道に乗り換えられるよう、首都高速の用賀PA(世田谷区)や八潮PA(埼玉県八潮市)内に臨時停留所を設ける実証実験を行い、一部の路線では臨時停車が現在まで定着しています。両PAから田園都市線用賀駅、つくばエクスプレス八潮駅まで徒歩すぐです。
中央道上の桃花台(愛知県小牧市)は、同名のニュータウンの中に位置します。この地域は、新交通システムが廃止され、今ではバス交通が主流です。特に名古屋市内へ通勤通学するなら高速バスが便利です。
また神戸淡路鳴門道の明石海峡大橋上に位置する高速舞子(神戸市)は、JR舞子駅、山陽電鉄舞子公園駅のほぼ真上にあり、エスカレーターで結ばれています。両線とも神戸、大阪の中心地まで一本なので、四国各地から京阪神への出張客らが、高速バスと鉄道を乗り継ぐシーンが見られます。
1960年代の高速道路の黎明期には、あえて鉄道駅から離して作られた本線停留所ですが、1998年の明石海峡大橋開通時には、鉄道との乗り換えを前提として設置されるように変わったのです。
ただ、このような一部の例を除くと、大都市周辺では、そもそも高速バスの認知度が低いこともあり、本線停留所は影が薄い印象です。一方、地方部では様相が異なります。
新潟出身者として、おもしろく記事を拝見しました。「とっぱら」や「巻・潟東」など丁寧な表記も好感の持てる記事でした。とくに後者はインター名に「・」がないのにわざわざ「・」を加えて頂き、ありがとうございます。「・」がないと、他県の方は「まきがた・ひがし」と呼んでしまいがちです。
濃飛バス!かっこよ!!