しましまフェリー鬼ヶ島行き 島民専用高速ICを通るバス… 「瀬戸芸」の乗り物が楽しすぎる!

「高木さん」の船も〈続・旅客船編〉

 同じく高松港からの「小豆島フェリー」は、瀬戸芸のアート作品とまた違った楽しみ方ができます。同社の「第二しょうどしま丸」は、小豆島出身の漫画家・山本崇一郎さんの人気漫画「からかい上手の高木さん」に登場するキャラクターが船内外の至る所に描かれているのです。

 側面に大きくラッピングされた「高木さん」を眺め、そして船内ではからかわれる側の「西片」やその同級生など、数多くのキャラクターを船内の至る所で目にすることができ、まさに作品の世界にるようです。本来なら脇役であるはずの「田辺先生(担任)」が必要以上に睨みを聴かせ、鬼教師ぶりをアピールしているのもご愛嬌。小豆島の土庄港に到着したら、世界一狭い海峡「土淵海峡」や、干潮時に姿を表す砂浜「エンジェルロード」など、作中に登場するスポットを巡るのも良いでしょう。

Large 220929 setogei 02

拡大画像

四国フェリー「第二しょうどしま丸」。漫画「からかい上手の高木さん」ラッピングが施されている(宮武和多哉撮影)。

 一方で西エリアはコンパクトな船の就航も多く、須田港(三豊市仁尾町)から出港する粟島への小型船は、海面スレスレまで船尾を上下動させながら、複雑な潮流を突っ切っていきます。多少の揺れはあるものの、海の上を飛び渡っているかのようなスリルが味わえます。

 粟島では、それぞれの想いを綴った宛先不明の手紙を展示する「漂流郵便局」や、ドラマ「ミステリと言う勿れ」ロケ地などがあります。しかしここまで来たら、会場ではない隣の志々島まで脚を伸ばして、天然記念物の大楠の下でボーッと過ごしてみるのも良いでしょう。

【写真】しましまフェリーで上陸する「鬼ヶ島」で待っていること

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 須田港は三豊市詫間町が正しいです。