しましまフェリー鬼ヶ島行き 島民専用高速ICを通るバス… 「瀬戸芸」の乗り物が楽しすぎる!

多くの現代美術作品を楽しめる「瀬戸芸」こと瀬戸内国際芸術祭の会場は、瀬戸内の離島に分散されています。この会場を結ぶ船やバスなど、数々の“乗りもの”は、なかなか個性的です。

孤島に直接乗り入れ&「鬼の洞窟行き」?〈路線バス編〉

 瀬戸芸の会場巡りでは、路線バスも意外と役に立ちます。瀬戸内の島々は高低差が激しく、道路が狭く、電動レンタサイクルでも歯が立たない箇所も多いのです。

 中でも、“鬼ヶ島”こと女木島のバスは、山裾のヘアピンカーブを何度も曲がり、向かう先はその名も「鬼ヶ島大洞窟」。バスを降りて少し歩くと、昭和初期に発見されたという洞窟に入場し、中では数々の鬼のイミテーションや、瀬戸芸の作品を楽しむことができます。

 ほか小豆島、直島、豊島にも路線バスがあり、中でも小豆島は土庄港から福田港へバスで向かうと1時間以上かかるほど、東西に長く広く伸びています。タイミングが合えば瀬戸芸のアート作品だけでなく、バスで寒霞渓に紅葉を見に行ったり、夕陽を眺めながら海岸線を走る「西廻り線」バスに揺られたりするのも良いでしょう。

 瀬戸大橋の直下にある与島(香川県坂出市)も会場のひとつ(春会期のみ開催)。JR坂出駅から路線バスが瀬戸大橋経由で直通しています。やや年季の入った「コトサンバス」の車両は坂出ICから瀬戸大橋に入り、与島で島民専用のICを通過、三十数年前には“瀬戸大橋バブル”に湧いた観光施設の残骸を眺めつつ駆け抜けていきます。廃船を待合室に活用している浦城バス停に向かうもよし。そのままバスに乗って、画家・東山魁夷の祖父が住んでいたという櫃石島を訪ね、氏が「自然に溶け込むように」と色を指定したというライトグレーの瀬戸大橋を一望することができます。

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直島の本浦集落を抜ける直島町営バス。瀬戸芸会期中の大型車両による増便は、この地区を経由しない(宮武和多哉撮影)。

 与島とともに春のみ開催の会場「沙弥島」や「瀬居島」も、臨海工業団地の埋め立てによって50年以上前に四国と地続きになっているため、四国から路線バスで向かうことができます。特に坂出駅から瀬居島(瀬居町竹浦)に向かうバスは、広い臨港道路を抜けると急に狭い漁港に入っていき、船に乗らずとも“離島に上陸した気分”を味わうことができます。また沙弥島に隣接する埋立地にある「東山魁夷せとうち美術館」にも立ち寄りたいものです。

【写真】しましまフェリーで上陸する「鬼ヶ島」で待っていること

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コメント

1件のコメント

  1. 須田港は三豊市詫間町が正しいです。

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