関越トンネルが開通した日 国道の長い長い峠越え解消 -1985.10.2

37年前の10月2日、群馬県と新潟県にまたがる、関越道の関越トンネルが開通しました。

総事業費は約630億円

Large 20221002 01
日本最長の山岳道路トンネルである関越トンネル(画像:NEXCO東日本)。

 今から37年前の1985(昭和60)年10月2日。群馬県と新潟県にまたがる、関越自動車道の関越トンネルが開通しました。

 関越道は1971(昭和46)年の練馬IC~川越IC間を皮切りに、関東側・新潟側の両方から順次延伸開通していきました。最後に残った県境区間がこのトンネルとともに開通し、関越道はこの日、14年の歳月をかけて全通を迎えたのです。6年後にもう一本のトンネルが開通し、4車線化が完了しました。

 長さは約11km(下り10926m・上り11055m)で、日本の道路では最長の山岳トンネルとなっています。それまで国道17号の三国峠経由しか無かった「国境越え」が、関越トンネルと関越道の全通により大幅な時間短縮となりました。

 総事業費は約630億円の大工事。谷川岳周辺の破砕帯が多い複雑な地質で、工事中にいつ湧水や崩落が発生してもおかしくない環境でした。そのため、まずは地質を確かめるための一回り小さい「先進坑」を掘り、避難路を確保しつつ並行して本番のトンネルを掘るという方法が採られました。当時はまだ青函トンネルなどで採用されたばかりの先駆的な工法でした。現在もリニア中央新幹線の南アルプストンネルをはじめ、長大な山岳トンネルの建設には一般的な方法となっています。

 深い地中なので、外界の新鮮な空気を取り入れることも難しいため、2本の立坑に加えて「トンネル内の空気を静電フィルターで浄化して循環する」装置も導入されています。

 普段は立入禁止となっている避難坑(旧先進坑)ですが、NEXCO東日本は定期的に探検ツアーを実施しています。電気室、地下換気所なども合わせて公開され、専属ガイドが説明を行います。

【了】 

【開通当時の関越トンネル】

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス