「全国旅行支援」工夫すれば新幹線・特急も安く? 鉄道旅行は何が割引になるか

10月11日から展開される「全国旅行支援」事業。都道府県が相次いで実施を打ち出していますが、鉄道旅行で何か安くなることはあるのでしょうか。

鉄道旅行では何が安くなるのか?

 まず、「旅行商品」つまり旅行会社の販売するツアーが、主たる割引対象となります。もちろん鉄道を利用する旅行でも、そうした旅行会社のツアーパックは多数あるため、それぞれが最大5000円の助成対象となります。ツアーに宿泊が含まれると、その最大助成額は8000円となります。

 逆に、自分できっぷを買って自分で旅する場合、それは「旅行商品」ではないため、全国旅行支援の対象とはなりません。「青春18きっぷ」や週末の乗り放題きっぷなども対象外となります。

 新幹線や特急列車はもちろん、寝台列車「サンライズ」も、鉄道会社が直接販売する乗車券と特急券、あるいは寝台券という「きっぷ」によって乗車するため、割引は受けられません。ただし、旅行会社を通してパッケージ商品を購入することで、「旅行商品」として、割引を受けた値段で乗車可能な場合があります。

 例として、鉄道旅行商品を扱う「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」は、往復の鉄道と宿を組み合わせて自分の好きな「旅行商品」にできる「ダイナミックレールパック」を展開しています。これは昨年の「Go To トラベル」でも割引対象となっており、今回も同様と思われます。同社HPでは4日付けで「開始日時は、詳細が分かり次第、お知らせいたします」という趣旨の発表を行っています。

 気になるのが、東海道新幹線の各駅停車「こだま」を安く利用できる、「ぷらっとこだま」です。これはきっぷではなく、JR東海ツアーズが販売する、れっきとした旅行商品。これも4割引となるのでしょうか。

 残念ながら、「ぷらっとこだま」は昨年の「Go To トラベル」では対象外。JR東海ツアーズは今回の全国旅行支援での対応については「まだ詳細が発表されていないため、お答えできません」とのことでした。

「ぷらっとこだま」が「Go To トラベル」で対象外となったのには、適用条件である「出発地と解散地が同一であること」を満たしていないことが考えられます。

 今回の全国旅行支援は「Go To トラベル」とは違い、「目的地の都道府県」がそれぞれ助成条件を設定。東京都は7日に詳細を発表する予定です。上述の適用条件などで、今後対象となる具体的な商品がより明らかになっていきます。

【了】

【図表】「全国旅行支援」補助率と上限額

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