バックも500km/h!? リニア新幹線の「乗り心地」 飛行機っぽい? いややっぱり「電車」だった
あっという間に終わった試乗会
車両はやがてあっという間に減速。急ブレーキのような前のめりの感覚はありません。150km/hまで減速して「着陸」した瞬間、摩擦を得た車両はわずかな衝撃とともに「ザザザッ、シャーーー」と線路上を走り始めます。
今回の試乗会、テンポが速く、停止した直後に「では反対側へ戻ります」と放送があり、見るとすでに逆向きに走り始めていました。そのまま500km/hまでバックで加速します。しかし、バックしている感じではなく、まだ、さらに前へ加速しているような体感です。方向転換は計3回ありましたが、なぜこの体感になるか理解できないままでした。
リニア中央新幹線は全長の9割が工事契約済み。残る1割も高架部や橋梁部など、今から始めても十分間に合う部分ばかりという状況です。
試験走行は毎日平均2000km、これは東海道新幹線の1日の走行距離をさらに25%上回る距離です。JR東海によると、このシステムは現段階でも「十分、実用に供することができるレベル」とのこと。試験線は開業後、そのまま本線に転用される予定です。きたるその日まで、リニア新幹線は準備を整えつつあります。
【了】
コメント