見えた! M1A2「エイブラムス」最新改良型 半世紀現役戦車へ 「X」の傍らで開発進む

「エイブラムスX」が派手なデビューを飾った傍ら、既存のM1A2「エイブラムス」戦車の改良も進んでおり、その次期パッケージの開発中と見られる画像がネット上に投稿され話題となりました。バージョンアップの内容などを見ていきます。

既存車両の改良型がネット上に…開発進行中

「エイブラムスX」が派手なデビューをした傍ら、同年10月6日、テキサス州フォートフッドに拠点を置くアメリカ陸軍第1騎兵師団第1機甲旅団戦闘団の第12騎兵連隊第2大隊の公式Facebookページに、次世代M1A2といえるであろうSEPv4プロトタイプと思われる写真が初めて投稿されました。

Large 20221016 01
アメリカ陸軍第1騎兵師団第1機甲旅団戦闘団の第12騎兵連隊第2大隊の公式Facebookに投稿された、M1A2 SEPv4のプロトタイプと思われる車両の写真。

 その写真を見ると、車体右側の前端部に「M1A2 SEPv4」と記され、さらに車体の各所に「PV05 SEPV4」とあり、アリゾナ州の米陸軍ユマ試験場でテストが行われている時のものと思われます。この投稿は削除されたものの、その内容や写真はすでに広く拡散しています。

 写真から、外見はSEPv3との違いはあまりないようですが、国防総省の運用試験評価局長室が昨年発表した報告書によると、SEPv4のおもな仕様は以下のようになっています。

・第3世代前方監視赤外線(FLIR)センサー、改良型レーザー測距機、フルカラービデオカメラを搭載した改良型砲手用サイト(GPS)の搭載。

・第3世代FLIRとフルカラービデオカメラ、レーザーポインターとレンジファインダーが搭載された車長用サイト(CPS)の搭載。

・再プログラム可能な新型XM1147高性能多目的(AMP)弾とデジタルデータリンクできる機能を120mm主砲に追加。

・命中精度向上のため、データを収集できる新しいオンボード気象センサーを搭載。

・通信、データ共有、車載自己診断システムのアップグレード。

 以上はSEPv3にも搭載されていた機能のバージョンアップで、SEPv4はこのほか、生存性向上のため新たに対戦車ミサイルなどのレーザー照準を検知するレーザー受信警報(LWR)システムを搭載します。

 なお、車長用と砲手用サイトのセンサーシステムは、F-35戦闘機にも採用されている電子光学ターゲティングシステム(EOTS)の流用とされています。

 またSEPv4の開発とは別に、既存のM1A2に対戦車ミサイルを迎撃するトロフィーアクティブ防御システム(APS)を搭載する作業も行っており、爆発反応装甲(ERA)キットも用意されています。さらに、増える電子機器や電源から発生する熱を抑制する統合熱管理システム(ITMS)が追加されます。

【画像】ついにその姿を露わにした「エイブラムスX」次世代主力戦車

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  5. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号