香川の交通は全て「うどん店」に通ず!? ブームの裏に切実な課題 象徴「うどんタクシー」で巡る

「うどん県」こと香川では、さまざまなうどん店の情報に精通し、クルマで行きづらい店にも案内してくれる「うどんタクシー」が運行されています。実際に乗ってみると、この地の交通がいかに“うどん”中心になっているかが垣間見えます。

「うどんタクシー」楽しみ方は“食べ歩き”だけじゃない!

 県内では個人営業のうどん店や製麺所も多く、中には営業が不定期だったり、駐車場や周辺道路が心もとなかったりすることもあります。この取材日に訪問した「橋本製麺所」のように、丼とお箸の持参が必要な場合も。普段から地元のうどん店を食べ歩いている「うどんタクシー」ドライバーの方は、各店の事情や混み具合も熟知しているため、訪問もスムーズです。

 友成さんによると、「あの有名店に連れて行ってほしい」というリクエストと、「オススメのお店はありますか?」という方は、だいたい半々なのだとか。もちろん、どちらにも対応が可能です。

 なお、「うどんタクシー」を運営するコトバスが旗振り役となって、現在では「白河ラーメンタクシー」(福島県)、「弘前アップルパイタクシー」(青森県)など、様々なご当地タクシーが全国に誕生しています。

ナビが完璧なレンタカー、有名店行きの観光バス…香川県の交通はうどんの為に?

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香川県では、業務用の製麺所がそのまま営業している店も多い。写真の「橋本製麺所」は丼を持ち込んでうどん玉をもらうスタイル(宮武和多哉撮影)。

「うどん巡礼」とも言われるお店巡りのために、香川県内では「うどんタクシー」以外にも「うどん巡礼バス」や、「うどんレンタカー」(有名店の地図がナビにインプットされている)など、様々なサービスがあります。また、カーシェアでナビの履歴を見ると、ほぼうどん屋さんの住所ばかりだった、などということも。

 平成初期から起きた「さぬきうどんブーム」は香川県に様々な経済効果をもたらしましたが、訪問があまりにも集中し、手放しでは喜べない事態もありました。その中で、「うどんタクシー」をはじめとしたサービスが充実していったのです。

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