長~い連節バスも電動化! メルセデス・ベンツの最新電気バス 延びる航続距離 日本導入も視野か

ドイツの国際商用車ショー「IAA 2022」では、メルセデス・ベンツのEV仕様の新型路線バスも披露されました。同社のバスは車体を2台つないだ巨大な連節タイプが日本でも走っていますが、それも“電動化”します。

航続距離は300km超えか

 NMC 3とは、「ニッケル・マンガン・コバルト酸・リチウム」の頭文字を採った略称です。ドイツのリチウムイオン電池製造企業であるアカソル社が手掛けます。

 従来の文庫本サイズの角型電池セルではなく、超小型の円筒形電池(直径21mm、高さ70mm)を採用し、セルの改良と電池パックの最適化、そして電池パック全体の重量エネルギー密度と体積エネルギー密度を向上させているのが特徴とのこと。これにより電池セル1個あたりの容量は4.93Ahとなり、同じ重量で約50%ものバッテリー容量増加につながっているといいます。

 そして、各バッテリーモジュール内には600個のバッテリーセルが搭載され、冷却回路に組み込まれたうえ、バッテリーの最適温度である約25℃にて格納されています。この温度管理は、最大限の寿命と効率的な充電を実現するのに重要とされており、最後に9つのバッテリーモジュールを組み合わせてバッテリーパックを形成するそうです。

 このバッテリーを搭載したeシターロは、単車(ソロバス)で最小4個、最大6個のバッテリーパックを搭載し、合計容量は最大588kWh。3~4個をルーフに、1~2個をエンジンルームに分散して設置します。

 連節車(アーティキュレートバス)なら、最小4個、最大7個のバッテリーパックを搭載し、合計容量は最大686kWh。フロントセクションに最大5個、構成によってはリアセクションとエンジンルームにそれぞれ1個を設置するそうです。

Large 20221122 01
シターロの連節車「シターロG」は千葉の幕張などで走っている(乗りものニュース編集部撮影)。

 平均的な条件下で、最大限の装備を有した車両の場合、単車・連節車とも220kmの走行距離が確保され、都市バスの日常的な走行距離を充分にまかなえるそうです。さらに良好な条件下では、航続距離は300kmを超えるといいます。

【連節じゃない普通のバスもカッコいい!】「eシターロ」を画像で見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開