イーツではない「Uber」実際どうなの? 香港ではもはや“日常” 体験してみた

ただの移動、されど選択の余地あるサービス

 筆者は取材で訪れていた「Haw Par Music」というかつてのタイガーバームガーデン前付近で乗車し、香港の地下鉄の一大ターミナル駅である「Admiralty Station」を目指すことにしました。すると地図とルートが表示され、所要時間は6分、料金は67.46香港ドルとあります。

 なおその下に、1人利用の料金として「UberX」の表示が。これだと5分以内の到着で78.46香港ドルだそう。「UberX」はウーバーの廉価版と呼ばれ、一般車両をタクシーのように配車できるサービスです。ほかにも最大6人までのグループでお得に利用できる「UberXL」が、6分で116.68香港ドルとなっており、これらサービスを状況に応じて選べます。結局、筆者は「UberX」を選択。78.46香港ドルで確定させました。

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Uberのアプリ。まずは行き先と到着地を登録(武田信晃撮影)。

 続いてコロナ禍のため、マスクを着用する、窓を開けるなどといった車内でのルールが表示されたので、同意します。次にクルマの種類(今回はプリウス)とナンバー、ドライバーの名前が表示され、地図によれば150m先にいるようで、1分もしないうちに到着。あっさりと乗車できました。ドライバーは客の快適性を考え、助手席を最も前方までスライドさせて後席スペースを広げているなど気を使っており、プリウスながら広い空間です。

 乗車後は、地図通りに車が動いているかどうかをスマホで確認しつつ、ドライバーと会話。Uberの仕事を本業にしていること、1日平均10~20人乗せて、その売上は1500香港ドルほどであることなどを教えてくれました。ちなみに当日は私で15人目だそうです。その後はW杯が近いこともあってかサッカーの話になりました。私が日本人だと知ると、香港のパスポートを取得し日本から活躍の場を移した中村祐人選手の話題になりました。

【写真】Uberで呼んだプリウスの車内

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