イーツではない「Uber」実際どうなの? 香港ではもはや“日常” 体験してみた

日本と違うアプリ内&車内体験

 会話に花を咲かせ、あっという間に目的地へ到着。支払いはクレジットカードなので「ありがとう」だけを言って下車しました。下車場所はタクシー専用のエリアでしたが後ろにもタクシーがおり、さらにその後ろも詰まっていたのですぐ走り去っていきました。

 下車後はUberから「乗車ありがとうございました」というメッセージを受信。そこには確定料金、乗車時刻、下車時刻、乗下車した場所の住所、ルート、距離、所要時間が表示されていました。「評価とチップを追加するか」との項目があったので、筆者は最高である5スターの評価と5香港ドル追加し、最終的に83.46香港ドルの課金をもってUber体験を終えました。

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ドライバーへの評価とチップの画面。なおチップは任意なので払わなくてもよい(武田信晃撮影)。

 乗車記であるならば少々波乱があったほうがいいのでしょうが、Uberに関してはチップや評価項目までもアプリ内で完結し、サービスは思った以上にきちんとしていました。ちなみに香港在住の知り合いによると、配車はベンツだったうえ、ミネラルウォーターまでサービスしてくれたこともあるそうです。なお先述の「UberXL」は、大勢の飲み会で移動する際に指定して、ワンボックスカーとして利用するというパターンもしばしば見られます。

 Uberはロンドン、パリ、ニューヨークなどでも使えます。事前に目的地と料金が確定しているので、もし遠回りされても、通常より高い料金を支払うこともありません。また、言葉の壁の心配がないのも大きいでしょう。予約もでき、かなり利便性が高い印象です。円安というファクターは別として、日本人も海外旅行で使えるサービスであることは間違いないと思います。

【了】

【写真】Uberで呼んだプリウスの車内

Writer: 武田信晃

新聞記者、編集者として勤務した後、フリーランスのジャーナリストとして独立。香港と日本の政治・経済、社会などを中心取材するほか、国内外で行われているスポーツについても取材・執筆をしている。

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