鉄道廃線跡を道路に転用 長野県北部の主要県道「柳沢バイパス」一部開通 並行していた鉄道とは?

県道の方がとっても狭かった区間です。

廃線から20年 バイパス道路に

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矢印が長野電鉄木島線(河東線)の廃線跡。夜間瀬川の東岸から県道のバイパスに転用されている(Googleの画像を加工)。

 長野県が整備を進めていた県道中野飯山線「柳沢バイパス」の一部区間(1.8kmのうち0.6km)が2022年12月6日(火)11時に開通します。

 開通するのは中野市赤岩から柳沢にかけて。夜間瀬川の東岸を通って県北の主要都市である中野市と飯山市を結ぶ県道のうち、集落沿いの狭隘区間をバイパスします。

 このバイパスには、2002年に廃止となった長野電鉄河東線、通称「木島線」(信州中野~木島)の線路跡が転用されています。鉄道が夜間瀬川を渡り東岸に移った旧赤岩駅付近から、すでに線路跡が中野飯山線のバイパス「赤岩バイパス」に転用されていますが、それが延伸する形になります。新規開通区間は旧柳沢駅の前後です。

【了】

【地図】開通区間の位置/廃線跡

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コメント

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1件のコメント

  1. この道路のバイパス化前の道路は、かつては 国道292号 でした。現在は西側のほうにバイパス化されたほうがその路線になり、こちらは県道中野飯山線になったというもの。
    改めてこの道路のバイパスが今度はもっと近傍を通るようで、その一部が 旧・長野電鉄河東線信州長野-木島間の路線区間を使うということなのですね-。
    時代を感じます-。