後続車びっくり バス等で「左折時 一旦停止」相次ぎ導入 追突の危険性あっても必要な理由

いま、左折時の一旦停止をアピールする必要性

 ジェイアールバス関東によると、やはり、一旦停止によって後続車が追突する危険性があることから、もちろん「絶対に止まれ」というわけではないといいます。たとえば、「歩道がない交差点や、左折矢印信号などでは8km/hの最徐行で進みます」とのこと。

 そうした状況から、車体にステッカーを貼るなどのアピールはしていなかったそう。それを改めた理由として、「自転車が増え、危険運転も目立ってきた」という状況の変化を挙げました。

「たとえば左折矢印信号で進行しているときでも、自転車が膨らんできて、それを避けるために現実問題、停止せざるを得ない場合もあります」と話します。車体のステッカーは、同じ道路で並走する他の交通への「注意喚起の意味合いが大きい」ということです。

 このようにステッカーを貼って車外にアピールし、左折時の一旦停止を徹底することには、社内でも議論があったといいます。また、別の路線バスの会社も、この動作に対して一般ドライバーから問い合わせをもらうことも確かにある、と話していました。

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路線バスの例(乗りものニュース編集部撮影)。

 地域によっては、ほとんどのバスが左折時に一旦停止しているため、この動作が広く知られているところもあるようですが、認識に差はありそうです。しかしながら、後日クルマを運転していると、前を走る一般車(コンパクトカー)がまさに、矢印信号で横断歩道を渡る人がいないにもかかわらず、ちょっと戸惑うくらいの徐行運転をしていました。大型車以外でも、実践している人はいるようです。

【了】

【ヤメテ危険!】バスが左折で一旦停止せざるを得なくなる理由(写真)

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コメント

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3件のコメント

  1. このライターは、右左折時は、そもそも<徐行義務がある>ということをしらないひと?歩行者とかいないなら停止義務まではないが、徐行義務はあるのですが、守っているようにはとても思えないですね…。
    あと「追突の危険性あっても」というより、「自分勝手な<流れ>とやらでいつも道交法無視で運転している免許を返納したほうがいいド下手くそに追突される危険性があっても」といったほうがいいのでは?

  2. 前方車間クリアな状況での中高速域での急ブレーキでなければ、追突する方が絶対(とは言い過ぎだが)悪ということは共通認識だと思うし、横断歩行者保護のトレンド下では営業車の左折時の徐行・一時停止に「追突する危険性」を感じる意識の方がよほどに危険性を感じるのだが、如何?

  3. このライターの文章に違和感を感じます。
    乗り物ニュースのライターさんにしては
    安全運転の意識が低い方と想像できる。