「世界最大の飛行機」「ジャンボ」終焉 「世界最大の旅客機」は新たな旅へ 巨大機の2022年

航空ファンの注目を集める「超大型の民間機」。2022年はロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、現代の世相を色濃く反映し、歴史に名を残す巨大機たちに大きな転機が訪れました。

終焉を迎えた「The・超大型機」

●半世紀以上製造されたThe・超大型機「ジャンボ」が生産終了

 2022年12月、「ジャンボ・ジェット」と呼ばれ半世紀以上にわたり生産された「ボーイング747」の最終機が完成しました。このシリーズは2020年に生産終了が発表されており、これまで、発注を受けた残りの機体の製造にあたっていました。

 最後の機体はアメリカの貨物専用航空会社、アトラス航空向けのもの。これまでの製造機数は1574機となっています。

 ボーイング747は1968年9月にシリーズ初号機が完成披露(ロールアウト)しました。大量の乗客を一度に運べる利点から、多くの航空会社が長距離国際線へ投入。航空券の価格を手頃にし、海外旅行の大衆化の立役者のひとりとなりました。近年では旅客機としての活躍は年ごとに減ってきてはいるものの、その巨体を生かし、貨物機として利用されるケースが多くなっています。

 そして、「もっとも多くの747を購入した航空会社」として、JAL(日本航空)があがることでわかるように、日本で747はとくに馴染み深い旅客機でした。国際線はもちろん、羽田発着の国内線などにも747が投入されるなど、日本ではユニークな使われ方もしています。

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ボーイング747の最終号機(画像:ボーイング)。

※ ※ ※

 超大型の民間機は、かつてに比べると徐々にその機数が減りつつあります。しかし一方で、2023年以降もいくつかの超大型機がデビューする予定です。

 例えば約77mの全長を持ち、実用化されれば“もっとも長い旅客機”の記録を塗り替えることとなる、「777X」シリーズの「777-9」は2025年にサービス開始予定です。またサイズこそ777Xには及びませんが、2023年には、JALに国際線主力機として「エアバスA350-1000」が導入される計画です。こちらの全長は73.9mとなっています。

【了】

【写真】驚愕の双頭竜ルックス!まだあった「世界最大の飛行機」とは

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