トンネル火災…いや「西日」だ! 道路を照らしつくす赤き太陽 「冬の西日」の恐ろしさ
知っている人は知っている? サングラス頼りな場所
太陽が低い位置にある冬の西日は、このように運転の大敵となることがあります。首都高湾岸線西行きは、ツイッターでも、西日の強烈さを投稿する人が少なくないことから、ドライバーには比較的知られた区間なのかもしれません。
高速道路では近年、たとえば標識の文字に沿って穴を空けて逆光でも視認しやすくするなど、まぶしい光への対策が取られているものの、抜本的な解決は難しいでしょう。できるとすれば、サングラスをかけることでしょうか。
実は近年、バスや列車の運転士にサングラスの着用を解禁する動きがあります。西日が強烈な区間を運行するため、運転士の多くがサングラスの着用を希望したというバス会社の事例なども報じられています。
サングラス姿の運転士は海外では一般的なものの、日本では、運転士=“サービス業”という考えなどから、なかなか根付かず、いまでも「威圧感を与える」といった意見もあることが聞かれます。そうしたなかでもサングラスの着用が進んでいるのは、まさに、働く人を第一に考えた働き方改革のひとつなのではないでしょうか。“西日区間”、とても恐ろしいですから。
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