2023新成人が生まれた頃に話題だったバイク5選 原付から大型まで多彩 『トップガン』に出た車種も
カワサキ・Z1000の水冷モデルが初お披露目
カワサキが販売しているロードスポーツタイプのオートバイZ1000は、Z1のマイナーチェンジとして1976年に発売。映画『マッドマックス』などでも描かれています。2002年は、秋にドイツのミュンヘンで行われたインターモトで、待望の新モデルがお披露目された年でした。それまでの空冷エンジンから、ニンジャZX-9Rをベースとした水冷4気筒エンジンに変更されています。
ちなみに現行モデルは2017に発売されており、2022年1月のカラーチェンジでは、カワサキのトレードマークでもあるグリーン系のカラーが復活しました。
リーズナブルなスクーターとして人気博したホンダ・トゥデイ
2002年7月にホンダから発売された50ccスクーターのトゥデイ。当時の価格は9万4800円。20万円近い価格設定も珍しくなくなったスクーターにおいて、10万円を切る価格のリーズナブルさで話題となりました。この低価格を実現した背景には、中国の新大洲本田が生産を担当したことがあるそうです。モーニング娘。を起用した宣伝を覚えている人もいるかもしれません。
その値段と使いやすさが評価され、一躍人気モデルとなり、2003年6月には目標であった新大洲本田からの日本向け累計輸出10万台を早くも達成しました。2022年現在は、タクトが実質的な後継車両となっています。
初めて北極点に行った二輪車の系譜 ヤマハ・TW225
ティーダブの通称で知られるヤマハ・TWシリーズは、TWがトレイルウェイ(Trail Way)の略であることが示すように、走る道を選ばない、オフロードスタイルのバイクとして1987年4月に発売されました。1987年4月には、冒険家の風間深志さんによる、北極点到達チャレンジのベースマシンにも選ばれ、北極点踏破に成功しています。
2000年には、テレビドラマで木村拓哉さんの愛車として登場したことで、一気に人気が加速。そのブームに乗って2002年6月にはTW225が発売されています。角ライトだったヘッドライトを、丸目ライトに換装し、ウインカーを小型化したほか、マフラー形状に変更するなど、細かな変更が行われました。これがシリーズ最終モデルとなっています(海外では存続)。
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ちなみに今回の新成人は117万人(男性60万人、女性57万人)で、2022年より6万人減って過去最少なのだとか。少子化も相まってバイク人気もしばらく低迷していましたが、2021年度に日本自動車工業会が調査した「二輪車市場動向調査」によると、2輪車購入者で30代以下の割合が前回の調査から3ポイント増加しています。バイクの若者需要が戻っているという意見もあるようです。
【了】
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