「ETCレーンが詰まってる…」トラブルで長い車列or閉鎖時 待つしかないのか?
高速道路の料金所でETCレーンが何らかのトラブルで利用できなかったり、あるいは長い車列ができていたりした場合、どうすべきでしょうか。現金が使えないETC専用料金所も最近増えてきています。
スイスイETCレーンが詰まるケースとは
高速道路の料金所に差し掛かった際、ETCレーンがトラブルなどで閉鎖されていたり、クルマが立ち往生し長い車列ができていたりするケースが見られます。近くの空いているETCレーンに移れればいいですが、そもそもレーン数が少ないなど、難しい場合もあります。
そうした場合、“復旧するまで待つ”必要はありません。実はETC利用でも、有人の一般レーンなどを利用できます。その際、ETCカードを車載器から引き抜き、係員に渡すと処理してくれ、各種割引も適用されます。ちなみにETC利用で紙のレシートを受け取りたいときも、この方法が使えます。
入口料金所のトラブルの場合は、ちょっと注意が必要です。一般レーンなどで、いったん通行券を受け取り、出口でも一般レーンなどに入り、係員に通行券とETCカードを渡し事情を説明します。これにより割引なども適用されます。
なお、2022年から一部のICや出入口のETC専用化が始まっており、今後さらに増えていく見込みですが、ETC専用となった料金所は有人の「一般」「ETC/一般」レーンが、誤進入の対応を案内する「サポート」「ETC/サポート」レーンに変わっています。NEXCO東日本によると、ETC専用料金所でのトラブルに際しても、一般レーンと同様にサポートレーンで対応するということです。
トラブル発生時には早めに別のレーンへ移るに越したことはありませんが、ちょっと困惑するかもしれないのが、料金所にPAやICが併設されている場合です。たとえば料金所の左側にPAがあって、そこへ入れるETCレーンが詰まっている、といったケースが考えられますが、だいたいは一般レーンも併設されています。
ちなみに、ETCレーンでトラブルによりクルマが立ち往生することは、決してレアケースではありません。NEXCO中日本管内では2019年4月の1か月で2000件以上発生したというデータも。そのほとんどは、カード未挿入や期限切れなど“うっかりミス”のようです。
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