イギリス 陸軍現用の主力戦車「チャレンジャー2」ウクライナへ供与決定

G7加盟国でMBTの引き渡しは初!

重量60tオーバーの重量級戦車がウクライナへ

 ウクライナ国防省およびウクライナ軍参謀本部は2023年1月14日、イギリス陸軍の現用戦車「チャレンジャー2」が引き渡されると発表しました。

 これは、ウクライナのゼレンスキー大統領とイギリスのスナク首相が電話会談をした際に話し合われた合意事項であり、イギリス政府も認めているそうです。なお、ウクライナ軍参謀本部は「チャレンジャーー2」戦車とともに野戦砲兵システムも追加供与されるとしています。

Large 230115 challenger2 01

拡大画像

イギリス陸軍の「チャレンジャー2」戦車(柘植優介撮影)。

 供与される台数は明らかになっていませんが、イギリスの報道などによると12両とのこと。最初の4両は近日中に東ヨーロッパへと運ばれ、残りの8両は後送になると伝えています。

「チャレンジャー2」戦車は1990年代初頭にイギリス陸軍が採用したMBT(主力戦車)で、日本の90式戦車やアメリカのM1「エイブラムス」、ドイツの「レオパルト2」などと同じ西側第3世代戦車に分類される車体です。

 120mmライフル砲を備え、複合装甲を装備、1200馬力のディーセルエンジンを搭載することで、戦車にとって重要な指標となる攻・防・走の三要素で高い性能を有しています。

 イギリス陸軍には約400両が引き渡されたものの、2023年時点で現役運用しているのは約230両であり、予備保管されている車両がウクライナへ引き渡される模様です。

【了】

【写真】さらなる改良型 イギリス陸軍が採用した「チャレンジャー3」ほか

テーマ特集「ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. タミヤっ子が、チョバムアーマー、って言うやつだな。プラモ化された時より少しマッチョになっているように見えるな。