幕引き迫る”キングオブ旅客機” 「ジャンボ機」ボーイング747、初就航まで経緯とは 実は現状も「計算通り」

ちょっと前の日本は「ジャンボ王国」でしたなあ。

「将来は貨物機として…」まさに狙い通り!

「ジャンボ・ジェット」として広く知られ、航空業界を変革したボーイング社のロングセラー機「747」。2022年12月には、シリーズ最終号機が完成するなど、このほど半世紀以上続いた歴史が幕を下ろそうとしています。そんな747シリーズの初期モデルは、1970年1月22日に商業運航をスタートしました。

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ボーイング747(画像:ボーイング公式SNSより)。

 747は当時のアメリカ最大手であり、世界屈指の大手航空会社でもあったパンナム(パン・アメリカン航空)からの強いオーダーのもと開発がスタートしました。

 747は、アメリカ空軍の戦略輸送機「CX-HLS」計画で同社が発表した機体デザイン案をベースとし、過去に3発ジェット旅客機727などの設計も手掛けたショー・サッター氏主導により設計。この機は、旅客機としての役目を終えた後も、貨物機として転用可能なように設計されたといいます。

 747は1968年9月にシリーズ初号機が完成。冒頭の商業運航初便はもちろんパンナム便で、ニューヨーク~ロンドン線へ投入されました。ボーイング社によると、初便の乗客は336人だったそうです。ちなみに当初は就航日を21日に予定していたものの、機体のトラブルにより1日後ろ倒しでのデビューとなりました。

 747はデビュー後、世界中の航空会社で採用され、その比類無き収容力から海外旅行の大衆化に大きな貢献を果たしました。通算の生産機数は1574機と記録されています。また、日本でもJAL(日本航空)やANA(全日空)が主力旅客機として導入。とくにJALは「もっとも747を購入した航空会社」(ボーイング)としても知られています。

 2023年現在、JAL・ANAでは、とうの昔に747旅客機を完全退役させており、世界的にも同モデルの旅客機もレアになりつつあります。ただ、同シリーズは旅客機としての全盛はすぎたものの、当初の見立て通り、現在は貨物専用機を中心に運航が続けられており、その収容力が生かされています。現に最終号機は貨物専用機であるほか、日本でも2023年現在、国内唯一の貨物専用航空会社である、NCA(日本貨物航空)が747を使用しています。

【了】

【写真】「やっぱコレよ!」と泣きたくなるルックスの「最後のジャンボ機」の姿

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