インド「フランカー」Su-30 ソックリさんSu-27&Su-35ほかにも「全部同じじゃないですか!?」見分けるには?

2023年1月10日、インド空軍の戦闘機Su-30MKIが共同訓練のために来日しました。西側では「フランカー」の名で知られる同機ですが、この愛称はSu-27シリーズ共通で、各タイプの判別がかなり困難な機種でもあります。

Su-27M(Su-35)とは別の機体のSu-35(Su-35S)

 2008年に初飛行し、2014年に運用を開始したSu-35は、「フランカー」ファミリーのなかでも最新仕様といえるタイプになります。ゆえに、現状ではロシア空軍と中国空軍しか運用していません。

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Su-35Sはテールブームの先端が尖っているのが特徴(画像:ロシア国防省)。

 ただ、以前にカナード翼を搭載したSu-27Mをスホーイが輸出用としてアピールする際に、Su-35と呼称したため、区別してSu-27Mを間違うことを防止する観点などから、あえてSu-35Sと呼ぶこともあり、この辺りはかなりややこしいです。

 しかも、Su-35Sにはカナード翼がついていないため、「フランカー」ファミリーの始祖Su-27と外見上での判別がかなりつきにくくなっています。一番わかりやすいのは、尾翼のさらに後部にある、テールブームの形状です。Su-35Sには電子戦のためと思われる突起物のような装備が追加されています。一方、それ以外のシリーズにはこのような突起物は確認できません。ほかにも機首のレドーム形状が若干異なっていたり、キャノピー前の赤外線センサーの位置が違ったりするようですが、判別はかなり難しいと思われます。

防衛省も間違ったことがあるほど激ムズ

 こうして見てみてみると、「フランカー」シリーズの判別がかなり難しいのは間違いないでしょう。その判別の困難さは、防衛省が日本周辺に飛来したロシアのSu-35Sを当初Su-27と誤認して発表してしまうほどのレベルで、いうなれば本職でも間違えるほど難しいのです。

 なお、Su-27を発展させた戦闘爆撃機であるSu-34に関しては並列座席なので、「フランカー」ファミリーのなかで唯一、比較的簡単に判別が可能です。だからなのか、同機については西側のコードネームも「フランカー」ではなく「フルバック」となっています。

【了】

※一部修正しました(1月27日17時21分)。

【識別ポイントは後部だ!】Su-27とSu-35Sを見比べてみる

Writer:

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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コメント

2件のコメント

  1. 最後の写真『S-35Sはテールブームの先端が尖っているのが特徴(画像:ロシア国防省)』の『S-35S』は、『Su-35S』の誤りではないでしょうか?

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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